ギルドスレッド
スレッドの一部のみを抽出して表示しています。
Deserted House
食べるも捨てるも好きにしていいけどね。
好きにする体力も、今のキミにはないようだ。
(あくまで淡々と。けれど、スプーンを持った手はスープをすくい、口元まで持っていく)
(放っておいてもこのまま冷めるだけと思ったのか。そのままスプーンをぐいと口の中に押し込もうとするだろう)
好きにする体力も、今のキミにはないようだ。
(あくまで淡々と。けれど、スプーンを持った手はスープをすくい、口元まで持っていく)
(放っておいてもこのまま冷めるだけと思ったのか。そのままスプーンをぐいと口の中に押し込もうとするだろう)
キャラクターを選択してください。
- « first
- ‹ prev
- 1
- next ›
- last »
元は住宅街だっただろう家々は古く、中でも一等朽ちた家が建つ。
ところどころ補修の跡があるその家は大きく、元は立派な屋敷だったことが窺える。
けれど、草木が伸び放題の庭に一部欠け落ちた壁、取手の外れた扉からは最早威容の一片も感じられないだろう。
人の気配は感じられず、物音も聞こえない。
扉は最早鍵もないのかプラプラと揺れている。
その奥に見えるのは居室だろうか。
古寂れた絨毯は虫食いで、置いて行かれたドレッサーに付いているのは割れた鏡。
人が寄りつくことは殆どないだろう。