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ロリババア牧場株式会社

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【助けてください。ロバの大群に襲われています。】


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 初めまして。突然のメール、失礼致します。
 路羽まり江と申します。未亡人です。
 貴方様のプロフィールを見て、なぜだかとても気になってしまいこのメールを書いています。

「突然ですが、42億GOLDを受け取っていただけませんか?」

 これにはちょっとした理由があるのです。ロバの足音がうるさいですが、少し聞いていただけますか。

 私の所有する土地にて、夜な夜な変な鳴き声がすると、この土地に住むタピオカピたちから苦情がありました。

 タピオカピをご存知ないでしょうか。

 もともと私の土地にはタピオカピというタピオカ柄の脚を持つ、牛乳茶のような香りを放つ大型哺乳類が生息しています。
 メスのタピオカピの脚の付け根にあるタピオカ腺からは、牛乳茶のようなあまい香りを放つ成分が分泌されるのですが、それが幻想貴族に大変人気で、その希少さゆえに高値で取引され、公的に保護されるようになってからも密猟者が後を絶えないのです。そのタピオカピです。

 在来タピオカピというからには外来タピオカピというのも存在しまして、これははるか北のうまれのタピオカ腺を持たない亜種です。
 温暖化の影響で海水面が上昇、住処が海水に侵され不毛の地となり、更に彼らの餌となるキャッサバ
(釣り上げるとキャッとかわいらしく鳴く猫の頭を持つサバです)
が進化の過程で汽水に適応し、水資源の豊富な幻想地方の川を遡上したため、亜種タピオカピと異種間でよく混群を形成するドスコイマンモスとともに、亜種タピオカピたちはこの地方へ南下してきた経緯を持ちます。
 亡き夫は私財を投げ打ち在来・外来種タピオカピとドスコイマンモスを保護する「ピースオブファミリー」という団体を他の貴族とともに立ち上げ、運営しておりました。
 そこそこの貴族の出であった夫は広大な土地に鉄線を張り巡らせ、濠を作り、密猟者を入らせないようにしてタピオカピたちの楽園を作り上げたのです。

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