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unknown

未知なるカダスを夢に求めて

 夢の世界は無意識を通り、普遍的に輪郭を成す。貴女or貴方の眼前に映るのは輝きの渦。逆巻くもの。不可視の薄赤木馬。霧に包まれた不可思議な家――此処は幻夢境『ドリーム』だ。如何なる存在でも歓迎する、カダス『遊園地』なのだ。

※※※
RP限定スレ
遊園地で楽しもう。
団員でも否でも大歓迎。
お祭り騒ぎの歓声満ちれ。
誰かとの出会いにどうぞ。

期間
芸術家が飽きるまで。

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(・・・増築に増築を重ねた複雑奇怪な造形が、住むものの気の触れようを示すよう。
 何者の来訪を拒むが如く窓はなく、何物も逃さぬが如く鉄線に囲われるその姿。
 間違いなく私たちが求める場所は、其処にあった。

 重く聳えるレンガ造りの痛々しい沈黙に、我物顔の蔦々がしがらむが如く縋れば
 天辺には軋む叫びを挙げながら我らを睨み射る風見鶏の双眸。
 嗚呼。 あなたも同じことを思うだろう。
 「この屋敷にはもう何物もいないのではないか」・・・・・と。

 しかしそれは私たちを迎えるように、そして無人のままに開かれた。
 狂える歯車の嘲笑声にも似た金属音と共に、扉が開く。重々しく。厳粛に。
 途端に臭い漂う鉄、鉄、鉄、そして脂の腐る吐き気の残留。
 余りにも厚く、傷塗れた鉄扉はこの地の尋常でない様をむざむざと語る。
 そしてこの扉をくぐった時・・・嗚呼、くぐってしまったのなら。
 その予感は確信に近い寒気へと変わるのだ。

 物造りの範疇を大きく逸脱した工具の数々。
 また不適切な使われ方に歪んだ器物の葬列。
 喪に服するように黒い滴りに装い汚れ、鉄の臭いはより深みを増す。
 壁一面を覆う大小様々にして理解を超えた器物の諸兄。
 製作者そのものの偏執狂を映し、用途を考える程に人を魅入る悪魔的造形。
 思わず手を伸ばしたくなる・・・ されど触れれば後戻りが出来なくなる・・・・
 そう、触れてしまえばこの館の主のようになってしまうのではないか?
 そのような潜在的好奇心が、より不可解な恐怖を煽るようでもある。


 ――――――不意に     物音がした。
 屋敷全体から聞こえる「作品」の歯車の音とはまた違う・・・・そう、なにかだった。
 機械の構造を真似た迷宮のように混沌と化した館の、その深い奥から。
 いまだこの館に息づく何者かの声だろうか。
  ・・・・いまだこの館に潜む何物かの息遣いだったかもしれない。
 ソレが落とした足跡の代わりに、黒く続く染みが奥へと伸びていた。

 そのような光景を見て傍らの娘は―――――

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