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博物館の恐怖

テネブラエ
アナタは戸口を開けた。
其処に羅列するのは『像』で在った。
病的な雰囲気に塗れた『像』には。

動くような気配。

我が作業場は客だけを歓迎する。

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ずっとずっとずっと、冷えた暗い忘却の果てで悶えていたんだ。久方ぶりの会話に心躍らせるも仕方のないことだろう?
なに、心配はない。眼は潰れ、光も潰え───それでも僕の視界は、まだ明るい月を見ている。狂おしい月光、燃える熱情の火!お望みならば答えよう、『僕は野望の盲従だ』!世界が変われど視界が変われど、それだけは絶対不変を保証しよう!

それに、それにだ、オラボナ。キミや彼ら彼女らのような愉快奇怪なモノたちに囲まれて、正気なんて保てようものか!ここはUNKNOWN、不滅なる未知の坩堝!きっとまた、楽しい舞踏会になる。仮面を顔面に擦り込むような、泥濘を溶け泳ぐような!

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