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solavix

蒼穹のもとにて


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ふん、妻に怒られる……か。そんなもの、とうの昔に通った道だ。今でも思い出すとも。「私を取るか、その本を取るか、どっちかになさい!」と、な。懐かしい話だ。(とうの昔に死別した女の顔を脳裏に描こうとしたが、遠い記憶はもはや確かな像を結ぶことができなくなっていた)
そうだ、それだ。祭祀書だったのだな……。我が生涯を掛けてなお解読の断片すら掴めなかったそれは。死んだ後で答え合わせが出来たとは、喜ばしいのやら不甲斐ないやら。(ため息を吐いた)いや、死んではいないのだったか。
しかし、そうだとすれば……老いた筈のこの身が若返り、手足なき書物が人の姿を得る。一体、これはいかなる事態なのかね。分かるかね? あー……。(目の前の娘に問おうとして、いまだその名を知らぬ事に思い至った。本の名で呼ばおうにも、その表題すら読むことができなかったのであった)

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