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木漏れ日の中で

一周年記念SS~続~

第2部 Retribution

~注意~
紆余曲折を経てかなり当初の予定と変わっている。
また時間が経ち過ぎた件は本当に申し訳ない。
まずは短いがリハビリを兼ねての投稿だ。

我ながら書き方というか、自分の文章に違和感しか感じないのでもしよければ手紙なりで意見や感想を貰えると助かる。
かなり切実に助かるのでお願いしたく(深々)
場合により書き直し又は構成から直すつもりだ。
楽しんで貰いたいし、自分も納得出来ないと、な(苦笑)

2部に関してはPCの皆さまやNPCの皆さまが出てくるかどうか現段階では不明だ。すまない。
SSだけの登場とはいえモブ(PC様やNPC様以外のキャラはこの呼称固定で)の背景もないと、仮に皆さまと敵対したとしてもモブに魅力が感じられずSS自体が更につまらなくなってしまうのでは、と判断した結果だ。

こんな感じで手探り状態かつマイペースだが、もし良ければ付き合ってやって欲しい。

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幻想種としての特性を活かした彼女は、自然と語らい情報を入手し神秘術と合わせて巧みに戦況を動かす。詳細の変更はあったがやること自体に変わりはない。
「それじゃ、幻想種らしくいきますか」
他に残っていた仲間もそれぞれ仕掛けや配置についた頃合いだろう。負け自体はない。そもそもが戦いにすらならないだろう。
問題は事を終わらせる速度と如何に余力を残すか。もう一つの方の戦闘場所は村に近い可能性がある。そうなると派手な術は控えたい。間違えて守る対象に被害なんて出したら……。
「それなら私は温存せずに皆に任せる方が良い、かな?」
彼の指示ならば悩むこともなく動けるが、自分で判断して動くのは不安だ。一言それで頼むとでも言って貰えれば、なんて思いもあるが作戦の成否自体が私にかかっている以上雑念は消さなければ。


「やれやれ、これは貧乏クジっぽいなー」
精悍な青年は敵に混ざっても違和感のない服装に変え察知されないギリギリのところで時が来るのを待っていた。
「そう言うな。背中は任せておけ」
巌のような男は口よりも纏う雰囲気が雄弁に語っている。この身を賭してお前を守る、と。
野郎同士でこんな感じになってもなーとボヤキながら照れ隠しに頬を掻く青年。互いに認め合った仲間だ。純粋な嬉しさはある。口には出さないが。
本来なら他に仲間を引き連れ敵の後方に伏し、逃げ始めたら退路を塞ぎつつ包囲殲滅する予定だったのが、二人だけで敵の真っ只中に行くことになったのだから文句も言いたくなる。
少なくともその予定で既に準備を済ませていたのが無駄になったのだ。八つ当たりも兼ねて暴れるか、などと思えば巌のような男が静かに見つめてくる。落ち着け、と。
おそらく敵だけでなく彼女の敵へ向けた神秘術の中を掻い潜ることになる。敵にだけ捉われていたら仲間の攻撃でやられるなんて笑えないことになりかねない。
今回最も危険な役回りだろう。だがそれでも、恐怖はない。彼女の腕は十分に信じているし、隣には頼れる仲間が相変わらずどっしりと構えている。自分も変わらず良好。
そして何より、ここにやってくるのは俺達を救ってくれたヒーローだ。仮にヘマをしてもあの人なら自分の身を顧みずに無茶をしてでも助けてくれる、という一切の疑いのない信頼があるのだ。

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