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幽霊馬車

【幻想某所・夜】(プラック=クラーケン様と1:1)

一つの事件が終わればまた次の事件、世界を股にかけるローレットに身を置いていれば、人の意識は面白いほど早く流れていく
いつもならそんな流れに乗って、流行りの物に飛びつく性質の彼女も、ここ最近は上の空だ。
いつもなら景気づけに歌うところでも、ここ最近は何のフレーズも浮かばずテンションも上がらない
今日の夜も夜空を過ごして終わりになるかと考えている彼女のもとに、ある訪問者がやってきた

(プラック・クラーケン様との1:1RPスレッドです、他の方の書き込みはご遠慮ください)

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だろ? すげーサイコーだったんだよ、うちの兄ちゃんは
……ワタシは別に、何呼ばわりされて、どんな目にあっても、ヴィマルや皆と面白おかしく生きられればそれでよかったんだけどね

(魔種にムカつかないか、と問われれば、しばらく唸って黙り込み)
……んー、どーだろ?
ワタシってさ、自分の幸せのために生きてる人って嫌いになりきれないんだよね
そりゃもちろん、そいつが私の大好きなもん傷つけたりとかすりゃむかつくけどね
……まぁ後、自分が幸せになろうとしないで、他人の不幸ばっかり願ってる連中も嫌いだよ
……嫉妬の七罪のアルバニアって奴もそんな感じの奴だったら、すげームカツクかなぁ、会ったことないけど

……でも種族自体には、分からないなぁ
向こうの好きに世界を無茶苦茶にされるのは困るけど、向こうの人にも考え方は色々あるみたいだし
それって私たちとよく似てるじゃん、だからスキキライよりまずは、良く知りたい、かな、魔種ってなんなんだろ、何で私たちは魔種になっちゃうんだろ?
……本当に、魔種になったら、死ぬまで敵にならなきゃいけないのかな?
(誰にでもなく、問いかけるようにつぶやき、空を見上げながら)

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