PandoraPartyProject

ギルドスレッド

RuineLostA

【1:1】ある夜の噺

街角へ出る手前、街頭が辺りをほんのりと染めている。

***
待ち合わせの為、心当たりのある方だけ!

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ふんふふんふーんふん
(鼻唄が聞こえる、ただ人の姿はなく――気配は薄い。犬のような獣の影がみえた気がした)
(そこにてくてくと現れた少女。その眼にはどこか、怯えの色が滲んでいた。)
んあ…?(ぴくり、と耳が揺れる)
こんな夜遅くにお嬢さん1人じゃ危ないぜ
(仰々しく、狼か礼をする様に首を一度下げた。他に人影は…遠くに程度しか見えない様だ、声の発する元がこの獣だと恐らくわかるだろう。)
だ、誰……。
キミは、だれ、ですか……

(びくり、驚いて身体を固くする。不安げに見つめて)
おっと!名乗るなら自分から…だよね。
俺は大神なずなさんだよーっよろしくわん!(わふわふ、と笑ってみせる、不安げな表情のままならそのままゴロリと腹をみせて)
大神なずな、さん。です、ね。
えと、ボ……自分は、アイラ。アイラです。
よろしくお願いします

(ぺこりと弱々しくお辞儀をして。少し安心したように息を吐く。)
なずなちゃん♡でもいいし気軽に呼んでくれていいぜ?
(声色は高く、女にしてはほんの少し低いような。楽しそうに言った)
アイラ…ふんふん、キレイな名前じゃん!

(息を付くのを確認すると、立ち上がりぶるぶると砂を落とした)
騒動が落ち着いて来てるとはいえ、けっこーまだまだ物騒だけど…お嬢さんはこんな夜更けにどうされたんで?
(首を傾げる獣は、行動とは別に声色は楽しそうで)
い、いえ。なずなさんで、大丈夫、です。
(首をぶんぶんとふって。頑なに目は合わせようとせず)
あ、ありがとうございます。名前だけが、自分の、宝なので……。(遠慮気味に笑った)

えと、自分は。新しい魔術書を、買いに行こうかと思って……。
(合わせてはいないが目を逸らす。手には何も握られていない)
そう?(耳をピンとさせながら、必死に逸らす目を少しだけ追った)
簡単に失くしも落としも奪われもしないモンだもんねー。

ホン…?この時間で開いてるとこなんて…(闇市くらいしか、言いかけて手持をみた。ふすふすと鼻をきかせるがコインの気配は薄く)
んで、お財布たりんの
はい、それに、家族から、貰ったモノだから……(少し悲しげに)

……足りなくて、引き返してきました……
(ずーん、と、沈む。)
ンー…(悲しそうなのをみつつ、…顔がぼんやりした。)
その身も髪もキレーな瞳も家族からなんじゃないの?

ふーん、仕方ないにゃあ
(ぱらりと頁を捲る音がした)
か、髪や身体は、ともかく。
目だけは。瞳だけは。
彼らの望むものには、なれませんでした。
自分は、この瞳が嫌いです……っ。
(ボクは、初対面の人に、何を言っているんだろう。
この人も理解してくれるとは思わない。それでも、だなんて)

……?
(きょとり、首を傾げた)
(ぱらぱらと捲る音が終わる頃、そこに居たのは狼ではなく)

コッチの路、けっこー暗いし危ないし時々ヘンなやつ出るからこれ使いなよ
(暫く服を漁って出てきた皮袋を押し付ける、ちらりとみればの数える程度ではあるがゴールドが見える。多分一度か二度か分)
そうか?勿体無い…
(異質なそれは瞳を覗き込んだ)
自分が嫌いなものは、何処かの誰かが好むものだったりすんだよ、多分ね!
……っ!??
(狼が人に。戸惑いを隠せず、思わず後ずさりする)

な、なずな、さん……?
あ、ありがとう…ございます………?(押し付けられて、たじろぐ)
み、見ないで!!!

(目を覆うように、手で隠した)

……そうだと、いいんだけれど

(冷静になろうと、後ろを向いて)
あー(後ずさるのをみて、頬をかく)
俺、人狼なんだよねー♪こっちでいうマシュっていうか…人と違う種なだけで大して変わりはないケド。
(ぴょこぴょこと耳と尻尾を出してみせては、すぐにそれもまた消えた)

俺あんま前線出るつもりないしー、食料も珈琲も結構アジトにあるしー…マズいけど。
その内なんか使わないモンだったり流してくれればいいよー
金利ナシの貸しって事で♡

(きょとり、とした。すぐにブーブーと文句のように)
…美人なのに勿体無ぇのー!
まっ、なずなさんは俺自身大好きだけどねっ
(後ろを向く彼女に、目を細めてふふんとした。)
じん、ろう……。
あなたも、ウォーカー?
(飛び出た耳や尻尾にまたぴくりと驚いて、たずねる)

……は、はぁ。ありがとうございます
(手の内にあるゴールドを見つめる。タダで貰うにしては安すぎやしないだろうか)

……お世辞なら、いいです……。
(植物に、霜のつくように。冷たい瞳で、そちらを見やった。)

自分のことが、好きだと。世界は変わって見えたのでしょうね……
あーっ、もうニンゲンは食べてないんで!まっとうな人と一緒に生活してるんで!(わたわた)
うぉ…(暫く考えて)そうそうウォーカー、旅人!
いつの間にか呼ばれて、ってヤツ。君も?(楽しそうな顔は変わらない)

ン、やっぱ足りない?(こてりと首を傾げる)

ひゃーこわあい!(睨む瞳にきゃっきゃと大袈裟にして)
嘘は代々つくもんだけど、俺楽しくないのは付かないんだ。
世辞って楽しい?オイシイ?(にやにやと目を細めてわらう)

さあ?昔も今も変わんないなァ…いや、変わったっていえば変わってるような気もしなくないけど?
可笑しく楽しくしてなけりゃ、生は楽しくないだろ?
(おかしい事いった?とでも言うようにこれもまた大袈裟に肩をあげてみせて)
それに飽きる。
た、食べるなら、自分は、美味しくない……
自分も。うん、旅人。(ふんわり、笑って)

う、ううん。充分だと思う、ます。ありがとう。
(ぶんぶんぶんと、首を振って)

こ、怖……(ぐさり。ちょっとショックだったようでしょんぼり)
代々……。
(呟いて、意味を理解する。顔が真っ赤になって)
オイシクも、楽しくもないっ……!
(どうすればいいのか分からないようで、しどろもどろと)

楽しいこと……飽きるから……。
……生きることは、楽しいと思う?
食べないってー、人間なんてマズいとこばっかでフツーの人間の食事のが美味しいし!
食べる必要ないんだったら食べないよ。…もうどっちにしても食べるつもりないけど。
(うぇー、と舌を出してイヤイヤをしてみせて)
同郷ではないけど、まあ似たようなもんだ。改めてよろしくねっ
(へらりと、柔らかく笑ってみせた)

アハハ!別に喋りやすいのでいいよ、取って食う訳じゃないし。

ゴメンね、怖いっていうのはじょーだん(表情をみて、ケラケラ笑い)
乏すのも褒めるのも、嘘は混ぜない訳じゃないけど世辞はね、ただの誤魔化しだけだし。
かといって美味しい何かに繋がる訳じゃないしー
俺にとってはそういう反応見れたので腹にたまるのさ。いや、物理的には溜まんないけどね?
(笑う事をやめないまま、けらけらとしている)

ンン、ムズかしー話だなぁ…
生きることは動作で反射こーどーっていうか?
昔みたいに簡単に死ぬようなコトはないから、飽きる。飽きてるか!
かといって、普通の人間より簡単には死なない。種族特徴ってヤツ?
それなら楽しいコトだとか美味しいだとかやってた方がイイかなーって感じ。
ココに来てからそこはゆるくなってるけどねー、狼の姿は夜しか戻れなくなってるけど。
アイラは楽しくないのー?
(ちらりとみて)
ん……よろしくお願いします。
(ぽわぽわと、はじめて嬉しそうに微笑んだ。)

それならそうする……

それならよかった……(ほっ)
冗談とか、世辞とか。ボクにはわからないから……。
あんまり、得意ではないけれど。
嘘は好きだから、少しわかるかもしれない。
(うーん、と。少し考えて)

楽しいことが、好きなんだね。
狼……ふむ。
そっか、ここに来てからは夜だけ、なんだ?
……ううん、自分は。
生きることは、まだ意味を見い出せない。
うんうん、やっぱり女の子は笑ってなくちゃ(満足そうに頷いて)

お世辞だって嘘のひとつだろ、自分の状況を良くしたり維持したりする為に相手を持ち上げるそーゆーの。
どうせならスリルがある方が物語だって盛り上がるだろ?
嘘がスキだなんて、お嬢様も悪だねえ?(といいつつも、楽しそうに言って)

そりゃあ、美味しい水と普通の水どちらか飲めるとして、選ぶなら美味しい方がいいだろ?それと一緒さ。
人狼が生き残るには夜に行動するのが1番だからネ!昼は耳と尻尾くらいしか出せないよ。
(全くツイてない、と被りを振る)
ふーん、意味ってそんなに必要?
嘘は魔法だと、思う。
自分の首を絞めるのも、相手を罠にかけるのも、自由自在だし。
ボクは、優しい嘘しかつかれたこと、ないから。
ボクもつくなら、そんな嘘がいい。

美味しい水のほうが、いいもんね……
夜。夜ならその、さっきの姿にもなれるんだ?
(少し興味を持ったようで)
うーん……。何も無いのに、傷ついたり、苦しんだりするのは、悲しい。
確かに?
昔から言葉は祝いにも呪いにもなるらしいし、ひとつの表現のやり方で良くも悪くもなる。とか!
ふうん、ならそこには幸いがあったのかも?
わからないけどね!(くつと笑って)

そ!自分のなんか不利なコトでも無ければ自分にとっての美味しい水、楽しかったり嬉しい選択していいのさ。
だって生は自分だけの物だろ?
うん?狼?(きょとんとして)
そーだね、本来の姿って奴だけど狼になれる。
昔はそうやって身を守ったりしたもんだけど、…まあ、今はアシ程度しか使えない。内緒だぜ?
(楽しそうに、人差し指でsiーとやって)
まあ…そうだなぁ。なら、楽しくなったり嬉しい事を探してやってみればいいンじゃない?
意味や目的探しながら。
人のための嘘は、儚い。
……だからこそ、ボクのギフト、あるのかも。

自分だけ、かなぁ
例えば。好きな人、できる、したら。
その人とも共有する、でしょ?
おおかみ……。
あし、つかえる、するなら。
すごい、かっこいい。
(きらきらと瞳を輝かせて)
たのしい、うれしい……?
……ボク、おしゃべり、たのしい。
儚い…ねえ。それがどんな嘘だろうと、残念だけど嘘には変わらないんだけどね。
ん、ギフト?こっち来てから使えるようになったってやつか。

? だって、食べる事をしたりして生きる事をするのも自分だし、手放す事をするとしてもそれ選ぶのは自分だろう?(不思議そうな顔をして、次に苦い顔で零した)
まあ、例外はあるけど…好きな人かぁー
狼姿でだったら、そこらの人寄りはまあそこそこ脚で負ける気しないぜ!
ま、夜だけだしギフトの制限であんま使えないケド。
喋る事が楽しいなら、どんどん話せばいいよ。
会話ってすげー情報もでるし!
そうそう、それ。
ボクは、蝶、とばせる。

んむ、たしかに。
おともだちも、家族も、恋人も。
ふふ、すごいね。
お喋りは、ボク、いちばんすき。
蝶…虫のアレ?
(首を傾げる、何か特別なナニカがあるのだろうか)

カゾクもトモダチも自分以外の人だからなー、他者は影響を及ぼすっていうけど!
こっちでは制約?みたいなのあるし、そこまで使えないンだろうけど。すごくはあんまないよ。多分。
こんなさっきまで誰とも知らない狼人間でも?(楽しそうにわらっていってみせる)
うん、それ。
ちょっとだけ、ふしぎな蝶。

んむ、そうだね。
ボクも、あんまり、使えなくなってるもん。
………?そう?
………うん、たのしい、ですよ。
(こくこく、首を縦に。)
へぇ……(興味気に、にゅっと出た耳が揺れる)

ま!こっちで知り合った奴以外でこっちで知り合いなんて居ないし。
てきとーに依頼でもしつつ自分の好きな事すればいいのさ。たぶんね!
経験積めば多少は戻るかもだけど…俺はゆっくりでいいかなー、こんな機会ないし。
ふふん、なら良いんだけど。(にい、と笑ってみせる。いつの間にか出てた尻尾がぱたぱたさせながら)
……?見る、します、か?
(揺れた耳に瞳は釘付けになりつつも。)

ボクも、知り合いは、少ない、します。
経験……ボクも、ここはここで、好きです。
だから、ボクもゆっくり。
……えへへ、うん。
(にへっ、と、恥ずかしそうに笑ってみせる。)
んえ、いいの?(じい、と注目する。耳をぴこぴこ、ぱふぱふと尻尾も揺れて。)

なら、俺もアイラの数少ない知り合いになって増えたーって事で!
取敢えず明日か明後日か…近い内に見に行けたら見に行くかなあ…
今夜は遅いし、また今度でもいいんだけどさ。その内楽しい事でも探しにでもいかない?なあんてデートのお誘いみたいだけど。(照れ顔をみて、くすりと笑ってみせる)
ん、もちろん。
ボクのなんて、ちっぽけだから。
………ほら。
(胸の中心から次々と光につつまれた蝶がうまれる。
その蝶はひらひらと舞い、あちらこちらをふわふわと。)
(もしも触れたなら。もしくは、あなたの体にとまったなら。
「なずなさん」とあなたの名前がきこえるはず。)

うれしい。ふふ。
そ、ですね。いつか。
………!!?え、で、でー………!??
ん、んん。も、もちろん、ボクで、よければ?
(あわあわ、さらに顔を赤くして)
わあ、ほんとだ。キレー…
(ほの明るいそれの一匹が、伸ばした指先に触れる。ぴく、と興味気にしていた耳が止まり、目をぱちくりとさせた)
…いま、(呼んだ?と続けようとして、口を噤んだ。彼女は口は開いていない。)

んふふ、男と女が出掛けるっていったらデート、だろ?やっぱ。…なんてな!そうでもデートって言わないのもあるし。
(真っ赤になった彼女を楽しそうに笑いながらいう、勿論半分くらいは冗談で)
じゃあ、約束、なっ
(指きりげんまん、と指を差し出す。そっちにはこういうのない?とも言いながら)
………聞こえた、ですね?
(くすくす、面白そうに笑って)
これが、ギフトです。
ちょこっとだけ、不思議な。

んっ、あ、いえ!嬉しい、です。
(あわあわと焦りながら)
………!!や、約束。
(同じように指を差し出して)

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