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Le salon du tea

【ゲーム】落とし穴チャレンジ

王子を落とし穴に落とせ~落とし穴チャレンジ!!!
(落とし穴チャレンジはロクちゃん(p3p005176)がダイス内容を考えてくれました☆ミ)

王子のお庭に落とし穴を掘ろう!貴方は見事王子を落とし穴に落として、重傷を負わせることができるかな!?
※ゆっくりと更新になりますがダイスとジャンケンによって結果をSSにします。
※たくさん来ると内容がかぶる可能性大ですがご了承ください。

00 すこっぷがこわれてしまった!
01~20 膝丈くらいの浅めの穴を掘る
21~40 腰丈くらいのやや深い穴を掘る
41~60 王子が完全に埋まるほどの深い穴を掘る
61~80 深い、深い穴ーー
81~98 Danger!穴の底にガラガラヘビが!!
100 その穴の名は虚無。魑魅魍魎が潜みし闇の中。

ゾロ目 あなたは王子もろとも、深い、深い、穴の中ーー

じゃんけん
グー  王子が落ちた!
チョキ あなたが落ちた!
パー  誰も落ちなかった!

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「王子ー!!」


「おや?ロク君じゃないか。どうしたんだい?」
ロクに声を掛けられ、クリスティアンはロクの方へゆっくり歩みだした。

「おわっ!?こんな所に随分と大きな穴が!? なぜ僕の庭に穴が空いているんだ…?」
(もしかして…ロク君は掘ったのかな?宝物を隠そうとしたのだろうか?)
-穴をのぞき込むが何も入っていなかった。 「???」

「ロク君ちょっと待っていておくれ!ここに大きな穴が空いているんだ!危ないし、埋めてからそちらにいくよ!」
「分かったよ!王子!」

スコップを持ってきて、せっせと穴を埋めだすクリスティアン。
そしてやはり穴の犯人はロク。落とし穴に落とし損ねたと舌打ちをしたが、クリスティアンには聞こえていなかったようだ。
「王子ー!!」


聞きなれない声に振り向くクリスティアン。
いつかのクソザコ依頼を共にこなしたイーフォが笑顔で手を振っていた。
懐かしい仲間にぱっと笑顔になったクリスティアンは思わずイーフォへ駆け出した。
「やあ!久し振りだね!今日はどうs―…」
ヒュンッ…
駆け出したクリスティアンはイーフォの視界から突如姿を消し、次の瞬間には絶叫が上がっていた。
「ウッ…いったたた…どうしてこんな所に穴なんか…。(ニョロ) ん…?」
ウワアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!アアアアアアアアアアアア!!!!!
「ええっ!?!?蛇ッ…ちょっまって…イーフォ君!?そこにいるのかい!?へ、蛇!!蛇がいるんだ!穴に落ちたら蛇がいるんだ!!!!!たったすけ…ヒィッ!隙間から服に入るんじゃない!!!アアッ嫌だッ冷たい!!!!助けてえええええ!!!!」

…数十分後、無事穴から救出されたクリスティアンはそのまま救急搬送された。
どうやら暴れた事によって蛇に噛まれたようだが、パンドラを消費して一命を取り留めた。

—穴を掘った犯人は未だ不明。

搬送先の医師のコメント
「よほど怖い思いをしたのか、顔中の穴と言う穴からまき散らしてて汚かった。」
(※当SSはフィクションであり、実際のパンドラ使用とは一切関係ありません。)
クリスティンが庭に出ると何やらザクザクと音がしていた。
音のする方へ向かっていくと何やら穴から土が飛び出してくる。
不思議に思い穴をのぞき込むと、そこには穴を掘り進めるイースがいた。

「やあイース君。何ゆえ穴を掘っているんだい?」
「あっ…ク、クリスさん!いえ、このあたりで温泉が出るかもしれないという風の噂を聞いて…。」
(悪の結社の一員として、たまには悪戯を仕掛けてみようと思ったなんて…言えない!)

「温泉だって!?僕の庭から出たら毎日入れるじゃあないか!僕も手伝うよ!」
「(うっ…)こ、ここは出なさそうみたいです!俺の勘がそう言っています!俺は別の場所を掘りに行きますね!それじゃあクリスさん、また!」

颯爽と立ち去るイースを見送り、クリスティアンは温泉が出ない事にちょっと落ち込んだ。
(※当SSに登場する結社はSS上のものであり、混沌に実在する悪の秘密結社とは一切関係ありません。)
やあやあ、王子様! ロクさんから話を聞いてね、近くまで来たから、遊びに来たよ!!

(友好ムード全開のにこやかな笑顔と仕草で王子に近付き、再会を祝してハイタッチを求める様に、スッと……)
41
「やあやあ、王子様!」

と明るい掛け声に気が付くクリスティアン。庭を覗くとそこには真が立っていた。
「やあ!今日はどうしたんだい?」
「いやぁ、少し前にロクさんに会ってね。それで王子様を思い出したから近くに来たついでに遊びに来たんだよ!!」

「王子様の庭は綺麗だね、少し案内してくれる?」
「もちろんさ!」と庭へ出るクリスティアン。

手を振りつつクリスティアンを待ち構える真、ハイタッチをするかのように手を突き出す。
返そうと前にある手を見たまま歩むクリスティアン、当然足元の穴には気づかない。
2人の手が触れようとした次の瞬間…

ヒュッ…ウワァッッッ!?!?!?
—落ちた。クリスティアンがすっぽり入ってしまうほどの大穴が「なぜか」開いていた。

「…っつぅ。また穴に落ちてしまったよ…。最近よく僕の庭に穴が空いているんだ…。誰お宝さがしでもしているんだろうか…?おーい、真君。すまないが手を貸しておくれ。」
「(クスッ)大丈夫ですか、王子様。ほら、つかまって…。よいしょっと。」
何食わぬ笑顔で手を貸す真。落とし穴を掘ったのは—…。
あははークリスさーん!
また落と……遊びにきたのですよー!!!
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(良い感じの穴が掘れたのです)(どやぁ)
「あははークリスさーん!
 また落と……遊びにきたのですよー!!!」

イースの明るい声を聞いて、クリスティアンはぱっと笑顔で庭を見る。
突然の訪問に喜びを隠さずにはいられなかった。

「やあ、イース君じゃないか!よく来たね!
 外は寒いだろう?温かな紅茶をご馳走するよ!」
友人を迎えんとイースの方へと駆け出した。

「さあ、家の中においd…ヌァッ!?ンブッ」
足元のなぜか開いた穴に気が付かず、豪快に落ちてしまった。
穴の深さこそそれほど深くはないものの、それがあだとなり顔を強打していた。

「ン"…んぐふ…。なぜこんな所に穴が…。ハッ。
 こ、これくらいなーんともないとも!全ッ然平気さッ!」
イースを心配させまいととっさに煌めく笑顔を見せるクリスティアン。
垂れる鼻血。堪え切れないイース。
「ブッ、フフフ…クリスさん。鼻血が出てますよ。大丈夫ですか?」
心配そうに声をかけつつも、内心上手くいったとほくそ笑むイースであった。

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