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足女の居る宿

銀砂通り・喫茶店

かつて銀の取引でにぎわっていた通りの一角。古本屋と軽食屋が並ぶ中にその店はあった。
扉は飴色のニスでつやつやして、はめ込まれた色ガラスの向こうでは気難しそうなマスターがグラスを磨いている。
扉を開ければ染みついたコーヒーの香りが出迎えるだろう。

しかし、この店の名物はコーヒーではない。
マスターが気難しく、偏屈であるがゆえに極めた製菓技術、その粋、「完全(パルフェ)」の名を冠する甘味こそ、訪れる客の大半が求める品である。

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や、いや、いやあ……!

(つつくスプーンの動きが目に見えて忙しなくなる。空いた左手が仮面を落ち着きなく撫でる。そうして、混ざり合う白と赤を見つめながらたどたどしく語り出した。)

そう、そうだなあ、うん。休みなく動く。最も活力に満ちた部位だ。生命力の根源。尽きない鼓動。うん。すき、なんだ。ふ、ふふふ、ふひっ。
……だから、ええと。すきな君により良いものを贈りたくて、僕のすきな、大切なものを象ったもを贈ろうかと……思ったんだ。うん。

(肩をすくめて仮面の下ではにかみ笑い、視線を礼拝に戻す。そこで気がついた。礼拝の手の、口の動きの変化に。
気恥ずかしい思いを払拭するために、ジョセフは傷だらけの指を伸ばしてグラスを示した。)

大丈夫かい。助けは必要かな?

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