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足女の居る宿
(一口)
……!!!
(黒瞳がまんまるに見開かれてジョセフを見る。
口を押えて咀嚼しながら、こくこくと頷く顔にはわざわざ口に出して言わなくても伝わりそうなほどに「おいしい」があふれている)
……!!!
(黒瞳がまんまるに見開かれてジョセフを見る。
口を押えて咀嚼しながら、こくこくと頷く顔にはわざわざ口に出して言わなくても伝わりそうなほどに「おいしい」があふれている)
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扉は飴色のニスでつやつやして、はめ込まれた色ガラスの向こうでは気難しそうなマスターがグラスを磨いている。
扉を開ければ染みついたコーヒーの香りが出迎えるだろう。
しかし、この店の名物はコーヒーではない。
マスターが気難しく、偏屈であるがゆえに極めた製菓技術、その粋、「完全(パルフェ)」の名を冠する甘味こそ、訪れる客の大半が求める品である。