ギルドスレッド
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足女の居る宿
(ウエイトレスに軽く会釈を返し、メニューに視線を落とす。)
やあ、どうも。
パフェをふたつ。いちごと、ももをひとつづつ。それ、と……
(仮面が礼拝の方を向く。)
飲み物は食後がよいかな?
熱いコーヒーなどでも。
やあ、どうも。
パフェをふたつ。いちごと、ももをひとつづつ。それ、と……
(仮面が礼拝の方を向く。)
飲み物は食後がよいかな?
熱いコーヒーなどでも。
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扉は飴色のニスでつやつやして、はめ込まれた色ガラスの向こうでは気難しそうなマスターがグラスを磨いている。
扉を開ければ染みついたコーヒーの香りが出迎えるだろう。
しかし、この店の名物はコーヒーではない。
マスターが気難しく、偏屈であるがゆえに極めた製菓技術、その粋、「完全(パルフェ)」の名を冠する甘味こそ、訪れる客の大半が求める品である。