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足女の居る宿

暗がりの一幕【ワンシーンRP】

路地、路地、路地、薄暗がりの路地。
無理な拡張と過密化、そして時折訪れる急速な過疎化により無秩序に伸びる無数の道。
道行く人は少ないが、すれ違う一幕が運命となりうる時もあるかもしれない。



(1対1かつ、1シーンにつき一人最大10レスまでのRP用スレッドです。
短い邂逅、日常の一幕等の切り抜き的なRPの為に使用します。)

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そうか。良かった!
僕も嬉しかった。だから、こうした。

(この上なく晴れやかな気分だった。
ジョセフ流の『愛』で満たされた悦びとは大分外れたものだが、大変好い感覚だ。そう、まるで降り積もった清らかな新雪に一歩踏み出したような。)

そして、君が喜んでくれた今も嬉しい。

(ジョセフは人間として、男性として、大きな自信を得た。
故郷でも将来を嘱望される程の評価はされていた。ジョセフ自身もそれに相応しい働きをしたのだと自負していた。が、それは仮面を被った私への評価。彼等が下すのは『道具』としてのジョセフへの評価。そして同時にそれは道具を鍛え上げた『職人』への賛辞でもある。
僕という個人への評価に、賛辞に飢えていた。求めて止まぬものだったから、それが赦される混沌に呼ばれてからは他者への賛辞を惜しまなかった。そして友と呼べる者と出会ったことでそれを得た。
だが、それを理解し自信に繋げられるほど彼の精神は育っていなかった。決して、決してそれまで得たものが不足だった訳ではない。むしろ望んでいた以上のものを得た。
そこに礼拝という女の要素が加わり、化学変化めいた激しい成長を齎したのだ。)

あぁ、よく分かるよ。私もそうだった。言葉が出てこないんだ。

(しかし、それでもまだまだジョセフの精神は肉体と不釣り合いに幼く、衝動に支配されている。
礼拝が目を伏せたのと合わせて、ジョセフは傷だらけの両手で礼拝の小さな手を包み込み、慈しみをもって覆い隠した。
鏡のような瞳を見ているうちは良い。そこに反射し像を結ぶものに夢中になれるから。しかし見えなくなるといけない。得に、今のような肌と肌とが無防備に触れ合った状態では。
何故ならば、傷一つない肌の下の肉の、筋の、骨の事を考えてしまうから。ジョセフが礼拝を『愛』することなどあってはいけないのだ。
たとえその小さく柔らかい手が食べてしまいたくなるほど愛らしくても。)

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