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足女の居る宿

暗がりの一幕【ワンシーンRP】

路地、路地、路地、薄暗がりの路地。
無理な拡張と過密化、そして時折訪れる急速な過疎化により無秩序に伸びる無数の道。
道行く人は少ないが、すれ違う一幕が運命となりうる時もあるかもしれない。



(1対1かつ、1シーンにつき一人最大10レスまでのRP用スレッドです。
短い邂逅、日常の一幕等の切り抜き的なRPの為に使用します。)

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そう。
そう、か。忙しそうだな。それなのに招いてくれてありがとう。その上こんな贈り物まで!

(『つとめ』。
礼拝の口から放たれた単語が刺さる。その意味を深く咀嚼しそうになる脳味噌を押し留め、固まりかけた表情筋と舌筋を駆使してなんとか言葉を放り出す。)

勤労は尊い行いだ。立派だ。素晴らしい。たとえ、どのような職務であろうとも。

(付け加えた言葉には物事の道理をよく言い聞かせてわからせるような含みがあった。
勿論、行き先は自分自身だ。礼拝の『用途』や『機能』について理解はしている。しかし折り合いをつけられるかというとそれは別の話だ。
ジョセフはかつて礼拝という存在に嫉妬心と劣等感を抱いてここに来た。愛すべき友と彼女の繋がりは酷く精神を掻き乱した。
背景は異なるが今また彼は同じことを繰り返している。その事実はジョセフ自身をひどく落胆させた。しかし、どうにもならない。再び礼拝の手を煩わせるのはどうにも憚られた。

ジョセフは胸中で渦巻く感情ごと飲み込むように、湯気を立てるカップに口をつけて甘いココアを啜った。残念ながら香りや味を楽しむ余裕は無かった。仮面が無い分、感情の制御がどうにもうまくいかない。
しかし、礼拝に対しては嘘も出まかせも言いたくなかった。だからジョセフはすぐ横に座る彼女に向けてただにっこりと微笑んでみせた。与えられた慈悲に対する感謝だけならば、辛うじてこうして示す事が出来る)

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