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足女の居る宿

暗がりの一幕【ワンシーンRP】

路地、路地、路地、薄暗がりの路地。
無理な拡張と過密化、そして時折訪れる急速な過疎化により無秩序に伸びる無数の道。
道行く人は少ないが、すれ違う一幕が運命となりうる時もあるかもしれない。



(1対1かつ、1シーンにつき一人最大10レスまでのRP用スレッドです。
短い邂逅、日常の一幕等の切り抜き的なRPの為に使用します。)

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(ノックの後、静かに応接室の扉を開く。
先ほどは扉の向こう側でも分かるほど大騒ぎしていたくせに、今は淑やかに両手にカップが二つ置かれた盆を持ち、ゆっくりと扉をくぐる)

申し訳ありませんジョセフ様。私がお呼び立てしたのにお待たせしてしまって。

(礼拝は詫びながら、貴方の前へとカップを差し出す。
今日という日にはきっと嗅ぎなれているチョコレートの香り、そしてスパイスと僅かな酒精……ラム酒入りのホットココアである。
僅かな時間しか会えないがと呼び立てて、遅刻までして、それでも分け合いたかったものがこれだ。構造的に胃弱である礼拝のほうにラム酒は入っていないが、チョコレートよりも砂糖が入っておらず胃に優しい牛乳、腹薬の原料と同一のスパイスの入ったココアは数少ない礼拝が胃を傷めず飲める飲み物だ。)

グラオ・クローネにあやかって、私から。
どうか、お口に会えばよろしいのですけれど。

(小首を傾げるとさらさらと黒髪か肩から落ちて……微かに上物の葉巻の匂いを感じるかもしれない。)

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