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ギルドスレッド

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足女の居る宿

郊外・渓流沿い集落

ひらひらと、黒い羽根のとんぼが飛んでいた。
青い空にはぽっかりと千切れ雲が浮かんで遥か彼方を流れている。

貴方の傍らの少女はつば広の帽子をかぶってらしくもなく歯を見せて笑う。

遠くにはせせらぎの音。
天頂に座す光の中、木々の木漏れ日の向こうで魚が大きく跳ねた。

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……50代の?

(仮面が上を向く。
そこから漏れ出た声には驚愕、困惑、そして僅かな憤怒が混沌と入り混じっていた。しかしそれでいて、どこか腑に落ちた様な落ち着きも孕んでいた。

沁入 礼拝は肉の人形。造られた肉体だ。ただ単に肉眼を通してその姿を見ているだけでは彼女という存在を把握することは不可能であると重々理解していた。
そして、成熟と未成熟の狭間にある肉体に釣り合わぬ、思考と判断を備えたその精神。彼女に課せられた道・役割に最適化されたそれもまた、人の手が加えられているだろうとは思考していた。)

なんと……なん、と、言ったらよいのだろうか。
かつての私であれば、君という個体、君の有り様、君を創り出した世界、それら全てが異端、そして冒涜であると唾棄しただろう。
今は違う。義憤を全く感じない訳でないが、そのようなものに身を任せるには……私は多くを知りすぎた。こうなるともはや……従順の下僕には戻れないのだろうな、私は。
それで、その……そう、なのか。そうであるのか、と今は受けとめる事しか出来ない。納得はしていないが、理解は出来た。

(つっかえつっかえ、己の考えをなんとか纏めて表に出した。
そして、微笑む礼拝を見る。今もこれまでも、この者は自らを晒し、そして覚悟を表した。ならばそれに応えねばならぬだろう。そして、それは己の望むことでもある。)

美女と野獣。粗筋程度ならば、知識にある。
異類婚姻譚。よくある目出度し目出度しで終わる御伽話……だったかな?
なぜ、今それを?

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