PandoraPartyProject

ギルドスレッド

スレッドの一部のみを抽出して表示しています。

足女の居る宿

郊外・渓流沿い集落

ひらひらと、黒い羽根のとんぼが飛んでいた。
青い空にはぽっかりと千切れ雲が浮かんで遥か彼方を流れている。

貴方の傍らの少女はつば広の帽子をかぶってらしくもなく歯を見せて笑う。

遠くにはせせらぎの音。
天頂に座す光の中、木々の木漏れ日の向こうで魚が大きく跳ねた。

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
私はその、多分、半分も食べられないので一口頂ければ……。
でも、ジョセフ様は男性ですし、それを差し引いても流石に一匹では少なすぎる気がします。

(仮面の向こうの視線の移動に気付かぬまま、管理人に声をかけようとジョセフに背を向ける。
小さな足音がジョセフから遠ざかり、戻ってくる頃にはきっとすべての偽装は終わっているだろう。
魚を釣り上げた際に嗜虐心が顔をのぞかせるのではという危惧はもちろんあった。
しかし、つい先ほどのはしゃぎ方ですっかり安心してしまっていたのだ。

ややあって、大きめのバケツを抱えた礼拝が戻ってくる。
それに水を汲んでしまえば一時的に魚を生かしておく場所になるだろう)

よかった。
もしかしたら、もしかしたら、気に入っていただけないかもと思って居たのです。
異端審問官も「私」も夜の者。闇の中が帰る場所でございます。
……でも、このような場所を知る事も、後々きっと意味があると思ったのです。

(はっきりとわかるジョセフの笑う気配に目を蕩けさせながら頷いて見せた。
二人とも、特にジョセフの生き方は異端である。きっと、「人間」を覚えることが出来たとしても木漏れ日のような平穏の中で生きる事は難しいだろう。
だが、それを理由にしてこのような平穏を知らずにいる理由にはならないと考えたのだ。
これを知らずにいれば負わぬ傷もあるだろうが、それよりも得るものがあるだろうと勝手に判断した女の傲慢である。)

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM