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足女の居る宿

郊外・渓流沿い集落

ひらひらと、黒い羽根のとんぼが飛んでいた。
青い空にはぽっかりと千切れ雲が浮かんで遥か彼方を流れている。

貴方の傍らの少女はつば広の帽子をかぶってらしくもなく歯を見せて笑う。

遠くにはせせらぎの音。
天頂に座す光の中、木々の木漏れ日の向こうで魚が大きく跳ねた。

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これが。……ほほう。
成程、面白いな。知らずに食いつけば、口の中に隠された針が引っ掛かると言う訳か。

(手提げた籠を興味深げに覗き込み、礼拝の言葉に小さく頷く。
……故郷で『仕事』の合間に食べた安価な携行食に似ているとも思ったが、口には出さずに呑み込んだ。あれは酷い味だったが、婦女子の前で魚と人の食べるものを同列に語るのは如何なものか、と。)

どれ、習うより慣れろ。まずはやるだけやってみようか。
これを……くっつければいいのか。

(籠を足元に置き、持ち替えた竿の糸を礼拝の見様見真似でほどく。元来不器用な所がある彼であるが、礼拝が先にやってくれたお陰でもたつかずに済んだ。
仮面の下で密かにほっと息をつきつつ、籠の練り餌を指でつまみ取り、先程礼拝が言ったように針を包み隠す。糸の先の不格好な団子を見て仮面を傾げ……
そこで、ほんの短い間ではあるが、作業に没頭して周りが見えなくなっていた事に気が付いた。隣にいる礼拝さえも。)

……あっ。
ええと、その、礼拝殿は大丈夫なのか。

(何が大丈夫なのやら。焦りのあまり要領を得ない問いかけをしてしまう。)

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