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ギルドスレッド

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足女の居る宿

灯が消えた宿

闇の帳のその向こう。
湿った石畳と酒気と汚濁の匂い。

狂おしい時間が過ぎて夜も眠りに入ったその時間。
灯が消えた宿の鍵が開いている。
扉をくぐれば水の様に張り付く闇の向こうの薄明かり。
その先で、少女のような形をした人形があなたを待ち受けていた。

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(沁入:礼拝とは非力である。その肉体はたやすく人に組み伏せられるように設計されている。
沁入:礼拝とは虚弱である。その意思がどうであれ、長くは抵抗できない様に組み上げられている。
押し倒され、「いいように」される。それが沁入:礼拝の正しい運用方法だ。
結局のところ、沁入:礼拝の世界での常識で測るとジョセフ・ハイマンの行動には全く非が無い。
沁入:礼拝の精神構造だって消費される哀愁はあれど、それを受け入れ、時には悦びすら覚えるようにデザインされている。
これは「閉じた」遊びだ。
発展性のない、未来のない、明日を変えることがない「安全」な遊び。
暗い部屋の中で行われる鎮痛の儀式。)

(嫌だ、そんなもので終わりたくはない!!!!)

(だが、礼拝という女は、その情動は、そうあれと願われたカタチから逸脱する。
精神励起。むき出しになる原型となった真性の女の形。
それは唇から己の銘がささやかれるのを聞きたいという恋情を蹴っ飛ばし、胸の中に甘い痺れをもたらす緑色の瞳を振り切って、己の何倍も太く逞しい腕を掻い潜る。
そして、手の中で震えるだけであったはずの小鳥は、己の小さな爪をジョセフへと引っかけた。

腕はしっかりと頭に絡められているが、体格差ゆえに唇がつくのはギリギリの位置。
そこから無理やり唇をこじ開ける。
歯並びの良い歯茎を舐め上げ、更には侵攻して舌をこね合わせ、滴ってきた唾液を啜る。
礼拝という銘の神聖さからかけ離れた凶事は苦し気な喘ぎと共に。
女の舌は、皮膚よりもずっと熱く、果実水の残り香と、そして僅かに他の男の味がするだろう。)

(それは1分にも満たない間の出来事だった。
力尽きたようにジョセフを戒めていた腕が解ける。唇が僅かに糸を引いて離れる。
再び、礼拝は元通りの位置に組み伏せられて)

落ち着かれましたか。

(しかし、その声は状況に怯える少女の声でも、更なる凶事へといざなう女の声でもない。
如何なる欲求も胸の中に沈めた平坦で冷静な理性の呼び声だった。)

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