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足女の居る宿

灯が消えた宿

闇の帳のその向こう。
湿った石畳と酒気と汚濁の匂い。

狂おしい時間が過ぎて夜も眠りに入ったその時間。
灯が消えた宿の鍵が開いている。
扉をくぐれば水の様に張り付く闇の向こうの薄明かり。
その先で、少女のような形をした人形があなたを待ち受けていた。

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(彼は礼拝の返答に耳を傾け、頬を撫でる親指のこそばゆさに眉尻を下げながら、彼女の情緒の変化を窺った。
こんな、試し確かめるような行い。彼自身、己の不誠実さに嫌気が差した。
しかし、緑の瞳は幼子のように素直だ。彷徨っていた目線は徐々に落ち着きを取り戻し、やがて再び真っ直ぐ礼拝に向けられるようになった。

礼拝は満足のいく反応を、答えを返してくれた。
迷いを生じさせたしこりは溶けて流れ、彼の精神に平穏が齎された。
齎された、筈だった。)

……いま、何と?

(心臓が跳ねる。腹の底が疼く。
訊き返す必要など無い。確かに聞き、理解していた。
だが、そうすることで気を逸らさねば。些細な抵抗でもしなければ。衝動を抑えることなど。

目視で確かめた背の高さ。膝から伝わる肉の重み。触れた皮膚の柔らかさ。皮膚越しに感じる筋の張り。脳裏で組み上げられる肉の重層の下の骨。
駄目だと理性が叫ぶ。だが、止まらない。激しい衝動と、積み上げられた知識と経験が礼拝の身体を数字に置き換え、その強度を割り出してしまう。
このか弱い肉体はどの程度の衝動を受け止められるのか。この儚い肉体はどの程度の失血に耐えられるのか。この繊細な肉体は)

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