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ギルドスレッド

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足女の居る宿

灯が消えた宿

闇の帳のその向こう。
湿った石畳と酒気と汚濁の匂い。

狂おしい時間が過ぎて夜も眠りに入ったその時間。
灯が消えた宿の鍵が開いている。
扉をくぐれば水の様に張り付く闇の向こうの薄明かり。
その先で、少女のような形をした人形があなたを待ち受けていた。

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貴方ですもの。この顔も、これも。

(ジョセフを形作るもの、それが例え汚れていたとしても、抜け殻だったとしても愛おしく思わないはずがないと沁入:礼拝は囀った)

貴方は――

(緑色の瞳の覗き込まれる。
今まで通り、当たり前のようにそれを受け入れて、じっと落ち着いて見つめ返す。
なのに、それなのに。
何の動作も行わない、表情筋も一ミリたりと動いていない。
それなのに。
最後の4音で、明確に瞳孔が拡大した。)

…………。

(次の手を、その次の手を考えていたはずの思考が止まる。
言うべき筈の言葉が立ち消えて、機能停止寸前の人形が瞬きする。
自らに触れている硬くて傷だらけの手のひらの感触ですら遠くにあり、全ての事象が己からはるか遠くの所で―――否。

違う、違う、違う、違う、違う!
私は目を見ていた!
萌える緑の色をした瞳を、薄暗がりの中で虹彩のひだの数すら観測しようとしていた!
それ以外の事は一切していなかった。呼吸をすることさえ。
もしかしたら、心臓を動かす事さえも。)

そのように、瞳を、褒められたのは、初めてです。

(無理やりに紡ぎ出した言葉は心臓にひしゃげた痛みをもたらした。)

嬉しい。ああ、でも、どうしたら、どうしたらいいのでしょう。
私も、貴方の事を、知りたいと、思って居るのに、見つめたいのに。

(知るのは愛なのに、思考することが愛なのに)

もっと、貴方に、見てほしいと、思ってしまいました。

(機能停止しそうになってしまいました)

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