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ギルドスレッド

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足女の居る宿

灯が消えた宿

闇の帳のその向こう。
湿った石畳と酒気と汚濁の匂い。

狂おしい時間が過ぎて夜も眠りに入ったその時間。
灯が消えた宿の鍵が開いている。
扉をくぐれば水の様に張り付く闇の向こうの薄明かり。
その先で、少女のような形をした人形があなたを待ち受けていた。

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(沁入:礼拝は非力であるように作られている。
運命特異座標として強化されていて尚総体の中では非力、それ故にくろがねの仮面は非常に重かった。
片手ではとても支えることが出来ず、両手でそうっと抜き取ろうとしたが腕は重みで震える。
漏れる苦しげな息。
抜いた後も、床に放り投げるわけにもいかず。結局、膝の上に横向きに座る様に体勢を変えて膝の上に空の仮面を置くことにした。)

私は此処におりますよ。

(永遠の救いを求める手のひらを拾い上げて、己の頬に添わせようと持ち上げる。
ジョセフに己の実在を証明するように、もう片方の手をジョセフの頬へと伸ばしながら)

私を見てください。私に触れて、さわって。
ジョセフ様、貴方が今、見ているのは未来です。だから、まず、現在を埋めましょう。
私の瞳の色を知ってください。私の頬の感触を覚えてください。

私の実在を信じてください。

(そして、数秒、目を閉じる。)

(この青年の心は穴の開いたバケツのようなものなのかもしれない。水の中につけている間は満たされているように見えるが、水から引き上げられればからっぽである。
沁入:礼拝の考える愛とは、その様な状態を看過してよいものではない。
しかし、それは責任を持つという事である。
上手く穴を繕えても、逆にバケツという輪郭ですらつぎはぎにしてしまっても、縁は切れないし、切ってはならない)

(そして、ゆっくりと目を開く)

――ああ、ジョセフ様。貴方の瞳、緑色でしたのね。

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