PandoraPartyProject

ギルドスレッド

スレッドの一部のみを抽出して表示しています。

足女の居る宿

灯が消えた宿

闇の帳のその向こう。
湿った石畳と酒気と汚濁の匂い。

狂おしい時間が過ぎて夜も眠りに入ったその時間。
灯が消えた宿の鍵が開いている。
扉をくぐれば水の様に張り付く闇の向こうの薄明かり。
その先で、少女のような形をした人形があなたを待ち受けていた。

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
よろしいのですよ。

(弱さを肯定する。声を震わす姿を、己の内心を吐露するその行為を。
沁入:礼拝は極めて穏やかに、全てを良しとした。幼い子供に告げるように、ゆっくりと言葉は続く)

ジョセフ様、あなたは、ご自身がおしゃる通りの有様だとしても、怠惰ではなかった。
貴方の苦しみがその証左ですとも。

(己の手に縋りつく大きな傷だらけの手を、傷跡を、慈しむように撫でる。
その傷が付けられた時、誰かこの人を心配し、癒してくれる人はいたのだろうか)

痛かったでしょう。苦しかったでしょう。
……私は、どうして誰も貴方を慰めなかったのか、だれも手当てをしなかったのか不思議でなりません。
だって、仮面をつけていても、貴方が傷ついている事位わかりますもの。
体の傷ならば猶更そうでしょう。貴方が、大人で、男性でも、痛いものは痛いのです。
そうでしょう……?

(許しを請う姿はまるで顔を隠された罪人のように見えて、戸惑いに瞳が震えた。
その次に、仮面を外してしまえば、押さえつけられていた生々しい傷が開いてジョセフが溶け出してしまうのではないかという虚妄につないでいた手が震えた。
深呼吸を二つ。そして)

許しましょう。ジョセフ様がそう望まれるのであれば。

(縋りつく手のひらをやんわりと振り払って、顔を覆う鉄の仮面を外さんと手を伸ばした)

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM