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ギルドスレッド

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足女の居る宿

灯が消えた宿

闇の帳のその向こう。
湿った石畳と酒気と汚濁の匂い。

狂おしい時間が過ぎて夜も眠りに入ったその時間。
灯が消えた宿の鍵が開いている。
扉をくぐれば水の様に張り付く闇の向こうの薄明かり。
その先で、少女のような形をした人形があなたを待ち受けていた。

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(くるくると独楽の様に思考が回転する。
これまで得られたジョセフ・ハイマンの性格は、受動的・短絡的・暴力的・抑圧的・不統合・頑迷。
それを念頭に置いた呼びかけであって、まさか、質問が返ってくるとは思って居なかったのだ。
自分の事を考えることなく、やりたいようにやるのだろうという思い込みがあったのだ。
沁入:礼拝が機械であればこんな傲慢な行き違いは無かったであろう。しかし、純粋に肉で構成された脳髄は真実を見ながらも虚像を映し出す。

まつ毛が、蝶が羽ばたく時の様に上下する。
目が穏やかに細められ、胸に手をついて身を起こす。)

手を。手に触れてください。

(自分の中で最も価値のある部位は足で、それ以外は添え物に過ぎない。しかし、今この時それに触れるのは途方もない間違いであるように感じた。
沁入:礼拝の手のひらは傷一つなく、白く、指先は細やか、皮が柔らかくてふくふくとしている。年頃の少女と赤子のキメラのような手のひらだ)

もし、手を触れた時、感触だけで誰か分かったのなら、きっとそれは一つの愛です。ですから、覚えてください。
心を、温めてください。

(観察と記録の集積は沁入:礼拝にとっての愛である。
それと同じことを、眼前の相手もしようとしていることが不思議でならなかった。
知る事は恐ろしい。見えなくてもいいものまで見える。感じなくてもいいものまで感じられる。
あの鉄の仮面は防護壁であると初めからアタリをつけていた。他人の認識を歪ませ、己を型に閉じ込めるための壁の一種であると。
だから、その歪みを超えて、「しりたい」という言葉が零れたことが何とも輝かしく尊いものに思えたのだ)

私に関する事など、本当に、本当に小さな事しかございません。
だって、私としての連続した意識はまだ一年にも満たないのです。
この体は言わば肉のつぎはぎ、受精卵から成長しない私には子供時代など存在しえないのです。

それでも、よろしいでしょうか。

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