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ギルドスレッド

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足女の居る宿

灯が消えた宿

闇の帳のその向こう。
湿った石畳と酒気と汚濁の匂い。

狂おしい時間が過ぎて夜も眠りに入ったその時間。
灯が消えた宿の鍵が開いている。
扉をくぐれば水の様に張り付く闇の向こうの薄明かり。
その先で、少女のような形をした人形があなたを待ち受けていた。

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君は、冷たいな。

(静かに息を呑む。
接触した身体の冷たさは、かつて審問にかけた異端者を思わせた。少年も、少年も、男も、女も、老人も、皆同じだ。恐怖、疲労、出血で冷え震える肉体。しかし、馴染み深い筈の感覚に愉悦を感じなかった。それよりもむしろ、未知への恐怖。
肉体は同じでも、礼拝の瞳はそれらと余りにもかけ離れていた。分からない。恐ろしい。そういう存在なのだと、そう作られているのだと理性が語りかけるが、本能がそれを受け入れない。
いや、礼拝だけではない。そもそも、瞳は恐ろしいものなのだ。人の目が私を見る。人の目が僕を見る。だから彼は瞳を隠した。見ないように、見られないように。)

どこを触って欲しいんだ。どこが冷える。言い給え。

(語りかけながら、ゆるりと手を動かす。次の一手を思考する。己を奮い立たせる。
瞳あるものにここまで執着するのは初めてだ。だからこそ、芽生えてしまった恐れを超えて向き合いたい。そして、受け入れてもらいたい。もっと、もっと。会ったことも、触れたこともない、母というもののように。)

教えてくれ。君のことを。

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