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ギルドスレッド

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足女の居る宿

灯が消えた宿

闇の帳のその向こう。
湿った石畳と酒気と汚濁の匂い。

狂おしい時間が過ぎて夜も眠りに入ったその時間。
灯が消えた宿の鍵が開いている。
扉をくぐれば水の様に張り付く闇の向こうの薄明かり。
その先で、少女のような形をした人形があなたを待ち受けていた。

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(狂気じみた笑い声を唖然として浴びていた。
くろがねの仮面は歪んでいても顔を隠して表情を読ませない。
瞳が揺れる。
それは恐怖によるものではない。
それは狂気によるものではない。
それは余りにも相手の在り方が……)

可愛い方(可哀そうな方)

(ただ一言、それだけが相手への思いの真実だった。
何処か憧憬にも似た瞳の色は瞬きの間に消えて、唇の端は諦めを孕んで微笑む。
それはまるで他愛ない悪戯を許容する時の様に)

どうして、私が貴方の望みを拒めましょうか。

(薄暗がりの中を泳ぐようにジョセフが座る椅子へと歩みより)

いいえ、いいえ、どうぞ、私に貴方の望みを叶えさせてくださいませ。

(そして白い指先を言われるがままに仮面に沿わせて)

貴方の望みは私の望み。
貴方が自分に与えた痛みの分だけ、私を貴方に捧げましょう。

(先ほど行ったように、凹んだ部分を労わる様に指先を滑らせる。
決して柔らかいものではないそれが歪む程の力をもって叩いたのだと改めて認識すれば、小さく息を吐く。
静かな哀しみの悲鳴のような呼気。
それからは、古い傷も新しい窪みも、形を覚えんとするかのような熱心さで仮面に指を手を這わせる。
片手では足りぬとばかりに両手で頬を包み込み、指先だけではなく、間近に傷を見て思いをはせる。
そうする内に、体は体格差も相まってほぼ膝の上に乗ってしまうような形になるだろうか。)

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