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足女の居る宿

灯が消えた宿

闇の帳のその向こう。
湿った石畳と酒気と汚濁の匂い。

狂おしい時間が過ぎて夜も眠りに入ったその時間。
灯が消えた宿の鍵が開いている。
扉をくぐれば水の様に張り付く闇の向こうの薄明かり。
その先で、少女のような形をした人形があなたを待ち受けていた。

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(首から硬い掌が離れる。どうやら相手は殴る方を選んだらしい。
従順に目を閉じて奥歯を噛み締める。口の中を噛んで血を流している所を見られるのは嫌だった。
初めからこのように振舞えばよかったのかもしれない。
激昂させて、殴らせるように振舞えばあふれさせた感情の分だけ、少しは情緒の安定につながるだろう。
この様に惑わせるだけ惑わせただけで、しかも相手を責めてしまうだなんて。それはもはや敗北に相応しい失敗だ。
それならばこれ以上心を暴くのをやめて暴力に流される方が良い。)

(そう思って居たのに)

っあ……!!

(衝撃は来なかった。聞こえたのは肉を打つ音ではなかった)

なにをっ、なにをしているのですか!!あなたはっ!!

(初めて声を荒げて立ち上がる。
瞳を大きく見開いて、頬に突き刺さったままであろう拳をさげさせようと手を伸ばす。
混乱しているのであろう、手を下ろしさえすれば傷も痛みも消えるはずだと信じているような必死さだ)

ああ、こんなこと。痛かったでしょう。
どうして、どうして自分を傷つけたりしたのです。
私にそうしてしまえばよかったではありませんか。

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