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足女の居る宿

灯が消えた宿

闇の帳のその向こう。
湿った石畳と酒気と汚濁の匂い。

狂おしい時間が過ぎて夜も眠りに入ったその時間。
灯が消えた宿の鍵が開いている。
扉をくぐれば水の様に張り付く闇の向こうの薄明かり。
その先で、少女のような形をした人形があなたを待ち受けていた。

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(礼拝に頭を撫でられながら、唇を強く噛む。鼻の奥がつんと痛んだ。子供のように泣きじゃくり、縋り付きたい。しかし、それは叶わない。そんなことは自分自身が許さない。
衝動を抑え付け、思考する。もし、もしもだ。故郷でもこうやって自らを曝け出し、助けを求めていれば、仮面を被る事も無かったのではないかと。
いいや、有り得ない。思考するまでもないことだ。馬鹿なことを。そんなことは絶対に有り得ない。異端を暴き、罰する身である己が一番良く分かっているだろう。吊るされ、晒され、痛めつけられ、苦痛と屈辱の果てに唾棄すべき異端として処分されるだけだ。神は私を愛するだろう。しかし、人は私を愛さない。
ぶるりと身が震える。それは恐怖か。いや、違う。狂おしい程の昂ぶりだ。)

……ならば、私は神の愛に背いた裏切り者だな。

(呼吸が乱れる。身を焦がされるような疼き。湧き上がるような衝動。)

かつて、私は神を愛していた。信仰に身を捧げ、命すら投げ出しても良いと思っていた。
だが、今は違う。
僕は知ってしまったんだ。

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