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ギルドスレッド

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足女の居る宿

灯が消えた宿

闇の帳のその向こう。
湿った石畳と酒気と汚濁の匂い。

狂おしい時間が過ぎて夜も眠りに入ったその時間。
灯が消えた宿の鍵が開いている。
扉をくぐれば水の様に張り付く闇の向こうの薄明かり。
その先で、少女のような形をした人形があなたを待ち受けていた。

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「神」(人)がそれを望まれたのです。
ジョセフ様の役割が正道以外の否定であるならば、私の役目は肯定。
強制する力もない、ささやかな……一時の慰めでございます。

(ジョセフの言葉から混迷にも似た怒りの気配が薄くなる。
薄暗がりの向こうで見える姿勢は未だ威圧的なものであったが、少なくとも「致命的な事態」を遠ざけることは成功しつつあるとみて良いだろう。
しかし、語る口は止めてはならない。
指先の惑わしも、視覚による誘いも今は逆効果になるに違いない。この唇、この精神のみが唯一の寄る辺。)

多足であるのが好みだと、あの大きな三日月に飲み込まれたりだのと……。
私とあの方の攻防は、些細な事でございますわね。
ええ、ええ、結論を申し上げましょう。
あの方は私に「興味」をお示しになられました。
「物語」を育むのがお好きだそうで、私に「望み」を尋ねられて。
だから私はこう言ったのです。

(もったいぶるように一拍置いて、息を整える。
恐怖をねじ伏せ、もう一度目の前の相手に向かって言葉の刃を振りかざす)

「あなたを、だきます」と。

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