ギルドスレッド
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梔色特別編纂室
おそろい……ああ、考えるだけで素敵ね!
この服と同じお店に行けば、あるかしら。
(握る手はきゅっと力強く。並んで繋げるのは、このいっときだけの幸福)
(与えられるでなく、温もりを分かち合えることは……妬いてしまうほど美しい、ひとの特権)
……頼りにしているわ、姉様。
それじゃあわたしは、カタリヤ姉様を悪運から守ってあげる。
(猫は、時に服招くもの。纏う衣装はまさしく幸運の象徴とも思えるものでしたから)
(懐く仔猫のように身体を擦り寄せて、今宵ばかり、とびきり甘えておくのです)
この服と同じお店に行けば、あるかしら。
(握る手はきゅっと力強く。並んで繋げるのは、このいっときだけの幸福)
(与えられるでなく、温もりを分かち合えることは……妬いてしまうほど美しい、ひとの特権)
……頼りにしているわ、姉様。
それじゃあわたしは、カタリヤ姉様を悪運から守ってあげる。
(猫は、時に服招くもの。纏う衣装はまさしく幸運の象徴とも思えるものでしたから)
(懐く仔猫のように身体を擦り寄せて、今宵ばかり、とびきり甘えておくのです)
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タールのように黒いコーヒーを淹れて
月末。
窓の外の夜闇には南瓜と魔法の灯火。シャイネンナハト。
しかし部屋に満ちるのは
ダカダカダカダカダカダカダカダカダカ\チーン/
ダカダカダダカダカダカダカダカダカ\チーン/
ミシンか何かかと言わんばかりのタイプライターの唸り。
月末。
猫の記者は、わかりやすく締切に苦しんでいた。