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梔色特別編纂室

【1:1】■■■■姫と、冷たい■の話


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(とある宿の、一室)

――あら。
もう、動かなくなってしまったのね。
(姫君は、いのちでなくなった〝それ〟を足蹴に、退屈そうに目を細める)
(自らの周辺を嗅ぎ回っていたという、正義漢気取りの密偵)
(記者なのか情報屋なのか……素性は知らない。知る必要がないし、興味もないから。)

ふふ。カタリヤからたくさん〝術〟を学んだおかげね。
尾行なんて、はじめからぜえんぶ、お見通しだったわ!
(歌うように喋り、〝それ〟の上で姫君は踊る。)
このあいだの孤児院の関係者なのかしら?
ああ、でも見て、この表情。
彼……残念ながら、地獄に堕ちてしまうのに違いないわね?
(苦悶と怨嗟に満ちたその表情は、どこか)
(ふたりが出会って間もなかった頃の、あのガーゴイルの像が睨めつける宿屋街)
(かの場所で見た死体を、思い起こさせたから。)
本当に。愚かで、かわいらしいのね。人間って。

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