ギルドスレッド
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梔色特別編纂室
オッケー、リラ。
(友達に向けての言葉は、砕けて親しみやすく……だって、どうしたってそうなるでしょう?)
じゃ、その写真を撮ってくれた不器用なカメのお話でも聞く?
私の先生なんだけど。
(甘い匂いが、部屋を満たす。暖かな湯気が二人を包む。)
(ちいさな姫と、猫は)
(幸せな午後を、過ごしたのだった。)
(友達に向けての言葉は、砕けて親しみやすく……だって、どうしたってそうなるでしょう?)
じゃ、その写真を撮ってくれた不器用なカメのお話でも聞く?
私の先生なんだけど。
(甘い匂いが、部屋を満たす。暖かな湯気が二人を包む。)
(ちいさな姫と、猫は)
(幸せな午後を、過ごしたのだった。)
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来客の予定があったから、無警戒に扉を開けてしまった。
配達人の差し出す荷物、その宛名に顔を顰めて、
しかし。
受け取らないわけにも、いかなかった。
――――愛弟子、カタリヤ・9・梔へ
君の私物がまだ幾つか残っていたので、送らせて貰う。
僕の名をあちこちで使うのは構わないが
偶には顔を見せてくれないか。
家内も君を恋しがっている。
くれぐれも、無茶はしないように。
君の活躍を波の彼方より祈っている。
――――アキレウス・B・アーケロン
テーブルの上には解かれた荷物と開かれた手紙。
それを片付ける間も無く、二度目のベルが鳴った。