ギルドスレッド スレッドの一部のみを抽出して表示しています。 梔色特別編纂室 【1:1】ちいさな姫と、古い写真と、猫の話 【唇に蜜】 カタリヤ・8・梔 (p3p000185) [2018-11-07 21:29:06] 昼を少し回った時刻。来客の予定があったから、無警戒に扉を開けてしまった。配達人の差し出す荷物、その宛名に顔を顰めて、しかし。受け取らないわけにも、いかなかった。――――愛弟子、カタリヤ・9・梔へ君の私物がまだ幾つか残っていたので、送らせて貰う。僕の名をあちこちで使うのは構わないが偶には顔を見せてくれないか。家内も君を恋しがっている。くれぐれも、無茶はしないように。君の活躍を波の彼方より祈っている。――――アキレウス・B・アーケロンテーブルの上には解かれた荷物と開かれた手紙。それを片付ける間も無く、二度目のベルが鳴った。 →詳細検索 キーワード キャラクターID 検索する 【唇に蜜】 カタリヤ・8・梔 (p3p000185) [2018-11-08 00:20:55] ……そうね。怖いわ。とっても。事実は一つしかないのに、嘘には、果てがないもの。(静かに、囁く。) キャラクターを選択してください。 « first ‹ prev 1 next › last » 戻る
来客の予定があったから、無警戒に扉を開けてしまった。
配達人の差し出す荷物、その宛名に顔を顰めて、
しかし。
受け取らないわけにも、いかなかった。
――――愛弟子、カタリヤ・9・梔へ
君の私物がまだ幾つか残っていたので、送らせて貰う。
僕の名をあちこちで使うのは構わないが
偶には顔を見せてくれないか。
家内も君を恋しがっている。
くれぐれも、無茶はしないように。
君の活躍を波の彼方より祈っている。
――――アキレウス・B・アーケロン
テーブルの上には解かれた荷物と開かれた手紙。
それを片付ける間も無く、二度目のベルが鳴った。