ギルドスレッド
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梔色特別編纂室
ええ。……私の方がちょっぴり、お転婆だったでしょうけれど、ね。
遠い海洋の小島の、それこそ生まれながらの村娘だったもの。
(彼女の口にした問いに、少し、目を見張る)
私みたいになりたいの、貴方?
遠い海洋の小島の、それこそ生まれながらの村娘だったもの。
(彼女の口にした問いに、少し、目を見張る)
私みたいになりたいの、貴方?
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「編集長、私は……」
「……んもうっ」
無音となった受話器を叩きつける。
――――扮装のひとつもしないと浮くだろう?
三角耳の奥に、冗談めかした軽い声が残響して。
通りにはカボチャのランタンが浮かび
有象無象、魑魅魍魎が笑い合い
猫は、カメラを片手に重い足取りで彷徨いだす。
ゆめまぼろしの夜が、始まった。