ギルドスレッド
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梔色特別編纂室
あら。今のままでも、少し重いけど、抱っこはできるかもしれないわ?
(両手を合わせる仕草も、瞳を細める笑顔も、人形の頃のままでございます。)
カタリヤは、姿を変えるのは嫌?
けれども、そうよね。カタリヤは元々、とても魅力的なのだものね。
(さしたる深慮もなく。「大人の女性」として真っ先に浮かぶ彼女の現状を、素直に受け入れましたが)
(言われてみれば、呼び方というものを、すこしも考えてはおりませんでした。)
……えっと。ええっと。
……そういえば。
わたし、「はぐるま姫」という肩書きのほかに。名前を、持っていないのね?
(両手を合わせる仕草も、瞳を細める笑顔も、人形の頃のままでございます。)
カタリヤは、姿を変えるのは嫌?
けれども、そうよね。カタリヤは元々、とても魅力的なのだものね。
(さしたる深慮もなく。「大人の女性」として真っ先に浮かぶ彼女の現状を、素直に受け入れましたが)
(言われてみれば、呼び方というものを、すこしも考えてはおりませんでした。)
……えっと。ええっと。
……そういえば。
わたし、「はぐるま姫」という肩書きのほかに。名前を、持っていないのね?
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「編集長、私は……」
「……んもうっ」
無音となった受話器を叩きつける。
――――扮装のひとつもしないと浮くだろう?
三角耳の奥に、冗談めかした軽い声が残響して。
通りにはカボチャのランタンが浮かび
有象無象、魑魅魍魎が笑い合い
猫は、カメラを片手に重い足取りで彷徨いだす。
ゆめまぼろしの夜が、始まった。