ギルドスレッド
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梔色特別編纂室
これはこれは、姫様でしたか!
(気取って右手を胸に、地面に膝をつく。彼女を下から見上げるのはとても新鮮だ)
今宵は身分を隠し、お忍びのお姿?
(そのまま、ぐっと身を乗り出して彼女の耳に)
人間の、女の子。ね?
(囁く。)
とってもステキじゃない。
(気取って右手を胸に、地面に膝をつく。彼女を下から見上げるのはとても新鮮だ)
今宵は身分を隠し、お忍びのお姿?
(そのまま、ぐっと身を乗り出して彼女の耳に)
人間の、女の子。ね?
(囁く。)
とってもステキじゃない。
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「編集長、私は……」
「……んもうっ」
無音となった受話器を叩きつける。
――――扮装のひとつもしないと浮くだろう?
三角耳の奥に、冗談めかした軽い声が残響して。
通りにはカボチャのランタンが浮かび
有象無象、魑魅魍魎が笑い合い
猫は、カメラを片手に重い足取りで彷徨いだす。
ゆめまぼろしの夜が、始まった。