PandoraPartyProject

ギルドスレッド

スレッドの一部のみを抽出して表示しています。

梔色特別編纂室

【1:1】幻の夜と、ちいさな娘の話

魔法の夜が訪れるとともに、街に――――混沌全土に、歓声が満ちた。

「編集長、私は……」
「……んもうっ」
無音となった受話器を叩きつける。
――――扮装のひとつもしないと浮くだろう?
三角耳の奥に、冗談めかした軽い声が残響して。

通りにはカボチャのランタンが浮かび
有象無象、魑魅魍魎が笑い合い
猫は、カメラを片手に重い足取りで彷徨いだす。

ゆめまぼろしの夜が、始まった。

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
(10代前半くらいの、小柄な少女。)
(まるでお人形のように整った顔立ちに、紫水晶の色をした澄んだ瞳)
(その頬は、血が通った色をして)

(暫し、じっと見つめてしまったのは、ただの観察だったのか、自分でも分からなかった。)
……あまりにも美しい声でしたので、失礼。つい、声をかけてしまいました。
(軍帽を軽く持ち上げる。猫の耳がひょこん、と立ち上がり、コートの端から梔色の猫の尻尾が覗く)
(こちらはただの扮装なのだ。いくら衣装だけを取り繕ったところで一目瞭然だろう)
さぁ? ひげもじゃの王様に、知り合いはいなくてね。
……小さな小さなお姫様には、お友達がいるのだけれど?

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM