ギルドスレッド
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梔色特別編纂室
強かったわ。
(言い切る他ありません。間違いなく、これまで戦った中で、もっとも強力な敵でした。)
みんな総出でかかって、死力を尽くして……。
それでようやく、地に膝をつかせることができたのだもの。
ケガは、ええ。わたしは大丈夫。
……でも、わたしの「従者」がわたしを庇って、大きな怪我をして。
今はすっかり治ったけれど。イレギュラーズが戦う相手の大きさを、実感させられたわ。
(あの背中がなければ、炎に包まれていたのは自分の身で。最後の一撃を加えることもできなかったでしょう。)
(記憶の歯車を軋ませて語る様は、しかし「恐怖」よりも、その従者への「信頼」に満ちて、安堵の色を宿しておりました。)
(言い切る他ありません。間違いなく、これまで戦った中で、もっとも強力な敵でした。)
みんな総出でかかって、死力を尽くして……。
それでようやく、地に膝をつかせることができたのだもの。
ケガは、ええ。わたしは大丈夫。
……でも、わたしの「従者」がわたしを庇って、大きな怪我をして。
今はすっかり治ったけれど。イレギュラーズが戦う相手の大きさを、実感させられたわ。
(あの背中がなければ、炎に包まれていたのは自分の身で。最後の一撃を加えることもできなかったでしょう。)
(記憶の歯車を軋ませて語る様は、しかし「恐怖」よりも、その従者への「信頼」に満ちて、安堵の色を宿しておりました。)
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「信頼できる店」を押さえておくのも、記者には必須。
選んだのは上流階級の子女にも人気のレストラン、その奥の小部屋。
白が眩しいエプロン姿のメイドが下がってしまえば
テーブルの上のベルを鳴らすまで、誰もここには来ない。
午後の、お茶会の時間。
ティー・スタンドには小さなケーキやスコーンが並んで
紅茶もミルクも、香りづけのブランデーもたっぷり。
「わざわざお越しいただいて嬉しいわ、姫様。」
蜜色の猫が、三日月のように笑う。
「お話をしましょ、たくさん、ね?」