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梔色特別編纂室

【RP】行きつけの

アパートメントの並ぶ通りの片隅に、遅くまで灯をともした小さな酒場がある。

「言えば大概なんとかなる」

望みそのままとはいかないことも多いのだが
その幅広さと雑さが、ひそかな人気になっていた。

刺激を好む若い猫も、そんな店に居つく、常連のひとりなのである。

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(秋の収穫祭、ファントムナイトを控えた酒場は)
……いくらなんでもカボチャ臭すぎない?
(およそジャガイモ料理をすべてカボチャに置換したような、雑な相乗りに興じていた。)
あげるわ。カボチャワインですって。
(隣の仏頂面の男に向かって、すっと黄色い液体の満ちたグラスを滑らせた。)
(味はサイコロにでも聞いたらいいんじゃない?)

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