ギルドスレッド
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梔色特別編纂室
(伏せられた紫水晶の瞳に、確信する。……ああ、あの、彼女が!)
……こんなところでする話じゃ、ないかしらね。
(ぎらぎらとした視線を悟られないよう、こちらも視線を逸らす。と、丁度目の前にきつね色に焼けた「アップルパイ」が……どうやら並べたリンゴの砂糖煮の上にパン生地を流して、バターで焼いたらしい。焦げた砂糖とバターが官能的な香りを立ち上らせる、パイじゃないことを除けばなかなか魅力的なデザートだった。)
ふふ、今日も素敵よマスター。私にも彼女と同じエールを頂ける?
それと……彼女に丁度いいナイフとフォークもね。
(言って、ナイフで一切れ切り分ける。小さな取り皿に乗せて、憂える小さな姫へと差し出した。)
……こんなところでする話じゃ、ないかしらね。
(ぎらぎらとした視線を悟られないよう、こちらも視線を逸らす。と、丁度目の前にきつね色に焼けた「アップルパイ」が……どうやら並べたリンゴの砂糖煮の上にパン生地を流して、バターで焼いたらしい。焦げた砂糖とバターが官能的な香りを立ち上らせる、パイじゃないことを除けばなかなか魅力的なデザートだった。)
ふふ、今日も素敵よマスター。私にも彼女と同じエールを頂ける?
それと……彼女に丁度いいナイフとフォークもね。
(言って、ナイフで一切れ切り分ける。小さな取り皿に乗せて、憂える小さな姫へと差し出した。)
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「言えば大概なんとかなる」
望みそのままとはいかないことも多いのだが
その幅広さと雑さが、ひそかな人気になっていた。
刺激を好む若い猫も、そんな店に居つく、常連のひとりなのである。