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梔色特別編纂室
まあ、そうだったの。
わたし、カタリヤや仲のいいひとの肩に乗ったり、抱っこしてもらったりしていたから。
そんなルールがあるだなんて、考えたこともなかったわ。
(突つかれるままに薄く目を閉じて、カタリヤからの教えを頭の中で反芻します。)
でも、どうして触らせてはいけないの。
わたし、抱っこされたり、ぎゅうってされると、とても嬉しいのに。
(役者、舞台の上のひとびと)
(様々な講釈にうなずきつつ、やがて問われた気持ちに、きりきりという音と共に黙考を挟んで)
そうね。ココアを飲んでいるときはね。
なんだか、ココアとは別の、あたたかいものが胸のあたりに溜まっているような気持ちになるの。
でも、その「きゅう」は違うわ。
胸の中に、あったはずのものが、なくなっているような。
そんな気持ちになるのよ。
わたし、カタリヤや仲のいいひとの肩に乗ったり、抱っこしてもらったりしていたから。
そんなルールがあるだなんて、考えたこともなかったわ。
(突つかれるままに薄く目を閉じて、カタリヤからの教えを頭の中で反芻します。)
でも、どうして触らせてはいけないの。
わたし、抱っこされたり、ぎゅうってされると、とても嬉しいのに。
(役者、舞台の上のひとびと)
(様々な講釈にうなずきつつ、やがて問われた気持ちに、きりきりという音と共に黙考を挟んで)
そうね。ココアを飲んでいるときはね。
なんだか、ココアとは別の、あたたかいものが胸のあたりに溜まっているような気持ちになるの。
でも、その「きゅう」は違うわ。
胸の中に、あったはずのものが、なくなっているような。
そんな気持ちになるのよ。
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