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梔色特別編纂室

【1:1】ちいさな姫と、物言わぬものたちの話

宿屋街の一角。
ぽっかりと開けた小さな広場では、古びたガーゴイル像があたりを睥睨していた。

今はその隣に、蜜色の女がひとり。
苦虫を噛み潰したような顔をしている。

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剥製。どうかしら。そういう子には、試したことがないけれど。
人形として作られたのなら、きっと大丈夫だと思うわ。
けれど何を材料にしていても、人形として作られた子は、元のいのちとは違う存在になると思うわ。

(死んだ者の行き先について問われれば)
それは、決まっているわ。別の世界へ行くのよ。
おじいさんがそう言っていたもの。
生まれた命もまた、おんなじように別の世界へ行くの。だから、わたし、この世界へ来たわ。
このひとは、次はどんな世界へ行ったのかしら。
(まだ多くの感情を学んでいないはぐるま姫の言葉は、抑揚こそ少ないですけれど)
(けれど、彼女の声は、やはり僅かばかり楽しげでした。)

毒。飲んでしまうと、とても苦しいという、あれね。
じゃあ、このひとの死は、苦しいものだったのかしら。
それは、悲しいことだわ。

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