PandoraPartyProject

ギルドスレッド

スレッドの一部のみを抽出して表示しています。

梔色特別編纂室

【1:1】ちいさな姫と、物言わぬものたちの話

宿屋街の一角。
ぽっかりと開けた小さな広場では、古びたガーゴイル像があたりを睥睨していた。

今はその隣に、蜜色の女がひとり。
苦虫を噛み潰したような顔をしている。

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
いのちが失われてる。
つまり、このひとは死んでしまっているのね。
ああ、それなきっと、今ごろはもう別の世界へ行ったのね。
(かろうじてはぐるま姫に身についている、死生観と呼ぶべきもの)
(そのために、彼女は死というものを、少しも恐ろしく捉えていないようでした。)
(はじめて見かけた生き物を眺めるように、じい、と温もりを失った誰かの体を眺めております。)

でも、ごめんなさい、カタリヤ。
いのちの歯車で声を聞けるのは、人形や像のような、もともと命を持っていないものだけなのよ。
カタリヤは、このひとの「秘密」が知りたかったのかしら。

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM