ギルドスレッド
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梔色特別編纂室
まあ。確かに招待は、大事なことだわ。
けれどカタリヤ、どうして招待がないのに、お部屋へ行くの。
(答えが返ってくるより前に、内から響く歯車のものとも違う、軋む音。)
(静かな部屋と、倒れている、もの。)
(下ろされたお姫様は、目の前に転がる女性を見やって……やはり、微笑んだ表情のまま。)
カタリヤ、カタリヤ。
寝ているところにお邪魔するのは、よくないわ。
このひとに用があるなら、また後にしましょう。
(死、という概念そのものは知っていたけれど)
(目の前にある「それ」を見るのは、はぐるま姫にとって、初めての経験で)
(つまり「それ」が何であるのかを、彼女は、まだ理解しておりませんでした。)
けれどカタリヤ、どうして招待がないのに、お部屋へ行くの。
(答えが返ってくるより前に、内から響く歯車のものとも違う、軋む音。)
(静かな部屋と、倒れている、もの。)
(下ろされたお姫様は、目の前に転がる女性を見やって……やはり、微笑んだ表情のまま。)
カタリヤ、カタリヤ。
寝ているところにお邪魔するのは、よくないわ。
このひとに用があるなら、また後にしましょう。
(死、という概念そのものは知っていたけれど)
(目の前にある「それ」を見るのは、はぐるま姫にとって、初めての経験で)
(つまり「それ」が何であるのかを、彼女は、まだ理解しておりませんでした。)
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ぽっかりと開けた小さな広場では、古びたガーゴイル像があたりを睥睨していた。
今はその隣に、蜜色の女がひとり。
苦虫を噛み潰したような顔をしている。