PandoraPartyProject

ギルドスレッド

スレッドの一部のみを抽出して表示しています。

梔色特別編纂室

【1:1】ちいさな姫と、物言わぬものたちの話

宿屋街の一角。
ぽっかりと開けた小さな広場では、古びたガーゴイル像があたりを睥睨していた。

今はその隣に、蜜色の女がひとり。
苦虫を噛み潰したような顔をしている。

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
……招かれないのにお部屋に入る時は、工夫が必要なのよ。
周りに誰もいないとき、気付かれないように、ね。

(ドアノブをゆっくり引く。幽かに扉が軋んで、しかし、錠の抵抗はなく)

(あまり広くはない部屋だった。少し幅広いベッドと、小さなテーブル。)
(二脚の椅子のうち、片方は倒れて転がり)

(下敷きになるように、小間使いらしき服を着た女が横たわっている)
(目を剥き出し、口の端からあぶくを垂らして)
(薄紫かのような肌色は、少し前に既に命を失っていることを思わせた)

……こういうこと、ね。
(小さなお人形を床に降ろして、死体のそばに屈みこむ)

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM