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梔色特別編纂室
(歯車……いのちの歯車、と、呼んでいただろうか)
(光を注ぎ込まれたガーゴイルが動き出す、なんてものを想像していたけれど、広場は変わらず実に静かで――――失望と不安と疑念が湧き出したことは、否定しない)
……姫、今その……彼と、お話しているの?
ええと、では、そうね……
(咳払いの間に、質問を纏め上げる)
この広場の回りの宿屋で、今、ひとの出入りがあったところを教えて欲しいの。
男と女、二人が入って、すぐ、男の方が出てきた宿よ。
わかる?
(見えていたならば――――すぐそばの比較的小奇麗な宿が、それとわかるかも知れない)
(光を注ぎ込まれたガーゴイルが動き出す、なんてものを想像していたけれど、広場は変わらず実に静かで――――失望と不安と疑念が湧き出したことは、否定しない)
……姫、今その……彼と、お話しているの?
ええと、では、そうね……
(咳払いの間に、質問を纏め上げる)
この広場の回りの宿屋で、今、ひとの出入りがあったところを教えて欲しいの。
男と女、二人が入って、すぐ、男の方が出てきた宿よ。
わかる?
(見えていたならば――――すぐそばの比較的小奇麗な宿が、それとわかるかも知れない)
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ぽっかりと開けた小さな広場では、古びたガーゴイル像があたりを睥睨していた。
今はその隣に、蜜色の女がひとり。
苦虫を噛み潰したような顔をしている。