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梔色特別編纂室
ふふ、ありがとう。頼りにするわね?
(いのちの歯車。彼女に宿った命の源……?)
(いつか実物を拝むこともあるかしらね。)
(ココアのカップ、のたとえにくすりと笑う)
なぁるほど、姫様はココアがお好きなのね?
(店員を呼び止め、ココアを二つ注文して、)
……そうね。
「悲しい」になりたくないから、ひとは嘘をつくときもあるもの。
(いのちの歯車。彼女に宿った命の源……?)
(いつか実物を拝むこともあるかしらね。)
(ココアのカップ、のたとえにくすりと笑う)
なぁるほど、姫様はココアがお好きなのね?
(店員を呼び止め、ココアを二つ注文して、)
……そうね。
「悲しい」になりたくないから、ひとは嘘をつくときもあるもの。
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ぼんやりと何かを期待して、猫は通りに目を向ける。
――――要するに、退屈なのだった。
よく晴れた昼下がり。
大通り沿い、賑わう食堂のテラス席の一幕。