ギルドスレッド
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梔色特別編纂室
なるほど、店の像なら知識は十分、変な損得も色気もないものね……
(実に感心した。それに……これは結構、使える。)
便利なのね、貴方のギフト。
私が貴方を手伝うように、貴方にも私を手伝って貰う時があるかも、ね。
その時はよろしくね?
いのちの歯車……貴方の中で音を立てているのは、それ?
(かたんと傾くように見える頷きに、こちらも頷いて返す)
そうよ。だから……本当のことを言いたくないときに、嘘をつくの。
(小さな頭が振り向くのに合わせて、視線を遠くへ。街並みを飾る南瓜の飾りや旗、影絵を仕込んだ角灯。物売りの声。笑い声、足音。)
きっと、そうね。
姫様がみんなに会いたいと思っていればいるほど、きっと。
(実に感心した。それに……これは結構、使える。)
便利なのね、貴方のギフト。
私が貴方を手伝うように、貴方にも私を手伝って貰う時があるかも、ね。
その時はよろしくね?
いのちの歯車……貴方の中で音を立てているのは、それ?
(かたんと傾くように見える頷きに、こちらも頷いて返す)
そうよ。だから……本当のことを言いたくないときに、嘘をつくの。
(小さな頭が振り向くのに合わせて、視線を遠くへ。街並みを飾る南瓜の飾りや旗、影絵を仕込んだ角灯。物売りの声。笑い声、足音。)
きっと、そうね。
姫様がみんなに会いたいと思っていればいるほど、きっと。
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ぼんやりと何かを期待して、猫は通りに目を向ける。
――――要するに、退屈なのだった。
よく晴れた昼下がり。
大通り沿い、賑わう食堂のテラス席の一幕。