ギルドスレッド
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梔色特別編纂室
ええ。わたしは売り物じゃなくって、お店の奥にしまわれていたのだけれど。
おじいさんはいつも、わたしにいろんなお話をしてくれたわ。
(記憶の歯車をきりきりと回しながら、「おじいさん」との思い出を手繰り寄せてゆきます。)
この世界に来るまで、あの部屋から出たことはなかったけれど。
世界のいろんなこと、ぜんぶ、おじいさんから教わったのよ。
(やがて運ばれてきた木箱に目を向けて)
まあ。ありがとう、カタリヤ。
わたし、椅子に座るときはいつも困ってしまうの。カタリヤは、優しいひとね。
(ひとたび椅子から降りて、木箱を置いてもらって、それから、椅子へとよじ登り直すのでした。)
カタリヤは、「お友達」とおしゃべりがしてみたかったのかしら。
おじいさんはいつも、わたしにいろんなお話をしてくれたわ。
(記憶の歯車をきりきりと回しながら、「おじいさん」との思い出を手繰り寄せてゆきます。)
この世界に来るまで、あの部屋から出たことはなかったけれど。
世界のいろんなこと、ぜんぶ、おじいさんから教わったのよ。
(やがて運ばれてきた木箱に目を向けて)
まあ。ありがとう、カタリヤ。
わたし、椅子に座るときはいつも困ってしまうの。カタリヤは、優しいひとね。
(ひとたび椅子から降りて、木箱を置いてもらって、それから、椅子へとよじ登り直すのでした。)
カタリヤは、「お友達」とおしゃべりがしてみたかったのかしら。
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ぼんやりと何かを期待して、猫は通りに目を向ける。
――――要するに、退屈なのだった。
よく晴れた昼下がり。
大通り沿い、賑わう食堂のテラス席の一幕。