PandoraPartyProject

ギルドスレッド

静かな野営地

雑談用スレッド その1

此処はロールを行いながら雑談をする為の場所です。

此処へ赴けば眉に常に皺が寄っている男と、その男を師匠と慕う少年が出迎えてくれるでしょう。

ロケーションはギルド紹介そのままです。

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……最低限暮らす為の状態は確保出来たか。

後は食料の一つでも確保してくるか、水場には困らんしな。
師匠! 肉が食いたいです師匠! 兎か鹿か猪!!
さて、この辺りにそんな野生動物が居るかどうか。
そもそも以前ならいざ知らず、今の俺やお前では獣の気配を感じ取る事すら難しい。

……これも訓練の一環と考えるか。最悪、食料が取れなければ街に買いに行くという手段もある。
そこの川で魚を獲っても良いしな。
野生動物くらいはいるんじゃないですかねー。そこまで人間が自然を圧迫してる風にもみえないし。
大丈夫ですよ! オレと師匠の二人でかかれば、イノシシどころかクマだっていけますって! クマあんまりおいしくないんで、嬉しくはないですけど。

えー、川魚ってあんまりおいしくないからなあ・・・・・・
まあ、この世界は俺達が居た世界に比べれば随分と緑豊かだからな……。
まさかこのような事態に巻き込まれるとは思わなかったが。

やれやれ……街で何処か住める場所を探せば食事にも困らんかっただろうに。
とはいえ、まだ13のお前には酷な話か。
魚は最悪で良い、色々食べんと大きくなれんぞ。特にお前は成長期なのだから。
わかってますってば! 文句は言うけど残したりはしないでしょ!?
そりゃまあ、たまには町のきちんとした料理とか食べたくなるときもありますけど……
住むところは、師匠がいればそこでいいんです! 師匠と一緒が、一番安全ですからね!!
……どうしても我慢が出来なくなったら言え。
俺も鬼ではない、お前が真面目に修練をこなし、依頼にも精力的に参加しているのも知っているからな。
たまの我が儘くらいは聞いてやる。

……これでもう少し落ち着きがあれば俺からは何も言う事は無いんだが。
(溜息を一つ吐いて)
じゃあ必殺技! なんか必殺技教えてくださいよ! ズバーって炎が噴き出してドカーンってなるやつ! あれ!!
必殺技……必殺技かどうかはさておき、確かに炎を召喚し、魔を焼却する技なら確かにある。
俺も黄金を扱える以上は何れ使える様になるだろうが、あれは今の俺では使いこなせん。

そもそも、俺とお前では本質が違うやも知れんからな……俺は炎だが、お前はまた別の可能性もある。
……試すだけ、試してみるか?
やるやる!
そっか、オレだとまた違うのができるかもしれないんだ。
オレだけのオリジナル……(色々想像している)
でへへへ
俺が自分の力を自覚し、使い始めたのは丁度お前の頃だ。
早すぎるという訳でもないだろう。
…良し、風牙。俺の手を握れ、これからお前の身体に俺の黄金を通す。
そうすれば、お前もまた自分の根源を理解出来る様になる筈だ。
(手を風牙の前に差し出した)
は、はい!!
(差し出された手を、両手でぎゅっと握る)
うむ……では、行くぞ。

(握られた手に少し力を入れ、颯人の身体に黄金の炎が燈る。やがてそれはゆっくりと颯人の身体を伝って、風牙の身体へと燃え移る。熱さは感じない、少し眩しい程度だろう。
だが、炎が君に燃え移った瞬間。
君の心に突然、胸にぽっかり穴の空いた様な感覚を覚えるだろう。それは恐らく、君の目の前に居る男の心その物なのだろう。
とても暗い闇の中、その奥にぽつりと、闇を切り裂くかの様な輝きを放つ黄金の炎。周りには何も存在しない。
──それが目の前の男の根源だった。

やがて景色が変わり、君自身の心へとそれは移り変わっていく。
── あなたの心はまだ未成熟で形成しきれていないかも知れない、けれど。あなたの心の中に何か譲れない物があるとするのならば。
それがあなたの根源として心の中に宿る事になるだろう)
わ、わ、わわっ!?
(己に燃え移る炎に身をすくめつつも手は離さず、ぎゅっと体を固くして堪える)

……っ
(やがて感じる空白。感覚さえ失う虚無。それが目の前の師匠のものであると直感的に感じ取り、混乱する。完璧なはずの師匠が、なぜこのように空虚なのか、と)

……ぁ  あ……っ
(そして、それを理解する間もなく、否応なく見せつけられる己の心。その根源に迫ろうというとき……)
うわあああっ!!!(手を放し、後ろに転げるように身を離す)
……ダメだったか。己の本質に向き合うということは難しい。

俺は長老衆に言われたが早すぎるくらいだ、とも言われていたか。
風牙、お前が何を見たかは俺は聞くことはせん。
人は心の中に化け物を飼っている。それを抑圧することもなく、
自らの一部だと認められた時、お前は真の戦士になる。

……少し休め、お前にはまだ早かったのだろう。
気が急いた俺を許せ。
(転げるようにして離れた風牙に手を差し伸べて)

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